第163回直木賞を受賞した馳星周の小説を、高橋文哉と西野七瀬のダブル主演で映画化する『少年と犬』(2025年3月20日全国公開)の追加キャストが、最新の特報映像と共に公開された。
原作は、様々な背景を抱えた人々と犬の多聞(たもん)の触れ合いを描いた6つのエピソードをつづった、累計発行部数50万部を突破する短編連作小説。映画は原作の複数のエピソードにオリジナル要素を加えたストーリーとなり、高橋は震災で飼い主を亡くした多聞と出会う青年・和正役で、西野が和正の後に多聞と過ごすことになる女性・美羽役で主演。脚本を『ディア・ファミリー』(2024)の林民夫が、監督を『ラーゲリより愛を込めて』(2022)、『糸』(2020)などの瀬々敬久が務める。
さらに追加キャストとして、震災で飼い主を失い常に「西の方角」を気にしている多聞にとって「たった1人の大切な人」である光の父親・内村徹役に斎藤工、徹の妻で光の母親・内村久子役に宮内ひとみ、山奥に住む不治の病に侵された猟師・片野弥一役に柄本明、和正の姉で認知症の母を介護しながら働く中垣麻由美役に伊原六花、和正に危険な仕事を斡旋する先輩・沼口正役に伊藤健太郎が決定した。
さらに、嵐莉菜、柳俊太郎(※「柳」は木へんに夘)、一ノ瀬ワタル、江口のりこ、渋川清彦、美保純、眞島秀和、手塚理美、益岡徹、木村優来(子役)らが出演。5年という年月をかけ、東北から九州まで、何千キロにも及ぶ旅をつづけた多聞が起こす奇跡の物語を彩る。(編集部・入倉功一)
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