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「海に眠るダイヤモンド」いづみの見た光景に「これは泣く」の声 クライマックスの対面にも反響【ネタバレあり】

シネマトゥデイ 映画情報 2024年12月25日 19時26分

 神木隆之介主演のTBS系・日曜劇場「海に眠るダイヤモンド」の最終話2時間スペシャルが22日に放送。クライマックスでいづみ(宮本信子)が見た光景に、X(旧Twitter)では視聴者から感激の声が寄せられた。放送後、公式SNSなどでその場面を捉えた場面写真も公開されている。(ネタバレ注意。以下、最終話の内容に触れています)

 「海に眠るダイヤモンド」は、1955年からの石炭産業で躍進した長崎県・端島と現代の東京を舞台にした、高度経済成長期と現代の日本を結ぶ、70年にわたる愛と友情、家族の物語。「アンナチュラル」「MIU404」の脚本家・野木亜紀子、監督・塚原あゆ子、プロデューサー・新井順子による初の日曜劇場。

 端島の炭鉱員の家に生まれた鉄平(神木)と、現代の東京のホスト・玲央(神木/一人二役)という、違う時代に生きる主人公を描く本作。過去パートで鉄平のことを思う幼なじみ・朝子(杉咲花)が、旧姓のいづみ(宮本)として現代パートに登場。彼女の記憶にある端島を舞台に、過去と現在をつなぐ物語がつづられる。最終話では、朝子に思いを告げようとした鉄平が、彼女を呼び出したその夜、リナ(池田エライザ)を連れて端島から姿を消し、そのまま戻ってこなかったことの真実が明かされた。

 約束の夜、仕事を終えた朝子のもとに姿を見せなかった鉄平。その日、荒木家では、亡くなった鉄平の兄・進平(斎藤工)とリナの息子・誠が何者かにさらわれていた。犯人は、かつて進平が殺したリナを追ってきたヤクザの兄。鉄平は、その男の復讐から誠を守るために全ての罪をかぶり、誠を取り戻して端島を出ると、各地を転々としながらたった一人で逃げ続ける人生を選んでいた。

 そして現代。長崎を再訪したいづみと玲央は、鉄平が住居を構えていたという長崎の野母崎へ。鉄平は8年前に他界していたが、彼が住んでいた家の庭には、朝子への思いを込めたような一面のコスモス畑が。そのコスモスと庭から見える海岸線に浮かぶ端島を、鉄平がいつも眺めていたことが明かされた。

 特に視聴者の感動を誘ったのが、いづみの思いがとんだ空想の端島の場面。そこで彼女が見た光景は、端島で平和にすごす、若き日の自分たちと家族の姿。それぞれの子供を連れた百合子とリナ、そこに朝子が加わり、端島銀座で三人は再会を喜ぶように抱き合う。その光景を眺めるいづみの前に腰かけた朝子が「私の人生、どがんでしたかね?」と問いかけると、いづみは「朝子はね、きばって生きたわよ」と回答。そして、朝子を迎えに来た鉄平は、花を挿した手作りのギヤマン(ダイヤモンド)の花瓶を手に、朝子にプロポーズする姿が描かれた。

 現実ではかなわなかった再会とプロポーズ、そして、朝子といづみの対面に感極まった視聴者も多かったようで、Xには「朝子、迎えに行けたね」「朝子!お待たせ!鉄平!おかえり!」「いづみさんの中で朝子と百合子とリナさんが再会できたの良かったよなぁ」「これは泣く」「杉咲花と宮本信子さんが共演してる、2人の朝子が笑ってる。それだけで泣いちゃう」などの声が寄せられた。最終話2時間スペシャルは、第9話と第10話に分けたディレクターズカット版として各種配信サービスほかで配信されている。(西村重人)

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