Travis Japanの松田元太が8日、都内で行われた映画『ライオン・キング:ムファサ』(公開中)の応援上映会に登壇し、汗だくになりながら闇落ちボイスを生披露し、会場を沸かせた。この日は、松田と同じ超実写プレミアム吹替版声優の尾上右近とMARIA-Eも来場した。
本作は『ライオン・キング』の主人公シンバを命がけで守ったムファサ王と、彼の命を奪った“ヴィラン”スカーの若き日の兄弟の絆を描く前日譚。ムファサの声を尾上、後のスカーであるタカの声を松田、ムファサと恋に落ちるサラビ役をMARIA-Eが担当した。
尾上とMARIA-Eはラブバラード「聞かせて」、尾上と松田は劇中歌「ブラザー/君みたいな兄弟」を生歌唱。松田は「歌うたびに兄弟の絆が強くなっていく気がして、今日も幸せ度が上がりました」と満足気な様子。尾上が歌舞伎の化粧中に同曲を聞いていることを明かすと、松田も「昨日ライブだったんですけど、(終わってから)歌いながらシャワーを浴びました」とつい口ずさむほどになっていることを打ち明けた。
また、松田は尾上からの「聞かせて~♪」という“ムファぶり”(無茶ぶり)を受け、闇落ちボイスで劇中台詞「俺には何もない。ムファサが全てを奪ったんだ!」を生披露。しかし、尾上は「何言ってんの。被害妄想だよ!」とツッコみ。松田は「『何言ってるんだよ』じゃないですよ、兄貴。うわぁ、ムファぶり緊張する~」と汗だくだった。
タカについて松田は「可愛らしさも持っていますが、闇堕ちしていく姿が肝で大事にしていたので注目してほしいです」とアピール。さらに、「世界には『ライオン・キング』のファンや、ディズニー作品を愛している方がたくさんいらっしゃるので、傷をつけないように……泥を? 傷を? 世の中がスカー状態にならないように、大事に丁寧に誰よりもタカを愛しながら演じました」といつもの“天然”を交えながら胸を張った。
そんな松田演じるタカについて、MARIA-Eは「最初はみんなに愛されるキャラなんですが、そこからの闇堕ちに興奮します。格好いいです。萌ポイントです」と頬を緩め、「声の幅の広さはすごいなと思いました」と感心する。尾上は「純粋でまっすぐで、いろんな方法を知らない。回線が三つぐらいしかないライオンちゃんですけども、それがいいんですよ。純粋な人は(周囲から見て)『そっちじゃない』となりがちですから。それを象徴するようなタカだなと思います」と称賛した。
二人の言葉を受け、松田は「その通りだなと。闇堕ちしそうになったら言います。『キャンキャン』って」とまるで自分のことのようなコメント。尾上は「役に選ばれるのが役者でございますから、(松田にも)そういう一面もあるのかな? と思いながら観るのもいいのかなと思います」と観客に呼びかけた。(錦怜那)
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