木村拓哉が15日、都内で行われた映画『グランメゾン・パリ』大ヒット御礼舞台あいさつに登壇し、「2025年は夢中に挑め」と目標を掲げて力を込めた。この日は、鈴木京香、オク・テギョン、沢村一樹、及川光博、正門良規、塚原あゆ子監督も来場した。
本作は、木村がフランス料理のシェフ・尾花夏樹を演じたドラマ「グランメゾン東京」(2019)の劇場版。尾花や早見倫子(鈴木)ら仲間たちが、ミシュランガイドの三つ星に認定された東京のレストランに続いてパリで新店舗「グランメゾン・パリ」を立ち上げ、フランスでアジア人初の三つ星を獲得しようと奮闘するさまを描く。
公開16日間で観客動員数162万人、興行収入23.4億円を突破。映画の反響について、木村は「相当いただいております。事務所の後輩も、お正月明け早々にいろんな劇場でスクリーンを向こう側に撮ったチケットの写真を送ってくれたり、『今からいただいてきます』とか『ごちそうさまでした』という連絡をよくいただいております」と報告。同じく後輩の正門は「母親が初日に観に行って高揚した文章が届きました。なにより母親が木村さんのファンで、(事務所に)履歴書を送ったところから僕のアイドル人生がはじまっているので、いい親孝行ができたと思います」と伝えると、木村は「今聞きました」と知られざるエピソードに驚いていた。
作品にちなみ、2025年に挑戦したいことを尋ねられた木村は、手元のフリップに「2025年は夢中に挑め」としたため「夢中になっているときって本気になっているだろうし、もし失敗しても夢中になっていたら、その失敗はよりエネルギーになるだろうし、と思って書きました」と説明。しかし、沢村は「2025年だけじゃなくて、(ドラマが放送された)2019年も去年もずっと夢中だったよね。挑むというか、木村くんの中でそれが当たり前になってるでしょ? 毎年挑もうとやっているの?」と疑問を呈する。
木村は「毎年じゃないですけど」と返答するが、沢村は「木村拓哉の90%は夢中でできてるんだね」と感心。及川が「たっくん(木村)は作品がどうであれ全力なんだよね。たぶん365日。“全力中年”だよね」と命名して会場の笑いを誘うと、鈴木も「いつも熱心だし、木村さんの集中力に魅了されてチーム全体が進んでいけるので、どんどん夢中を極めて行っていただきたい」と呼びかける。
そんな賛辞の言葉を浴びて気恥ずかしい木村は、正門が「2025年はしいたけに挑め」と答えていたことから、「やべ、俺も『やまいも』とか書けばよかった」と笑い、「全速力はオーバーヒートすると思うので、その都度、平常心を保ちながら行ければいいかな」と改めて今年の目標を掲げていた。(錦怜那)
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