NHKは17日、歌手・ダンサーの三浦大知がナビゲーター&ナレーションを務めるNHKスペシャル「ゲーム×人類」を1月25日、26日の2夜連続で放送すると発表した。
第1回「PART I 30億人の熱狂と未来」は(1月25日(土)午後10時~10時49分)は、ビッグビジネスとなったゲーム市場の舞台裏に迫る。巨大マネーが動き、異業種からのゲーム業界新規参入が相次ぐなか、番組は日本の大手出版社がつくったゲーム販売会社に密着。投資額の数十倍のリターンを得られる販売権をめぐって、クリエーターの争奪戦などが繰り広げられるし烈な競争を追い、時代の欲求を取り込みながら膨張するゲームのいまに迫る。
第2回「PART II 変貌する人間と社会」(1月26日(日)午後9時~9時49分)は、ゲームが人類にもたらした変化に迫る。格闘ゲーム「ストリートファイター」の世界大会で勝利をあげた全盲の選手、「ファイナルファンタジーXIV」で新たな人間関係を築く人々、さらに国境なき記者団が「マインクラフト」内に建設した“無検閲図書館”などを取り上げ、常識を覆すゲームと人類の新たな営みに迫る。
VTRには「ファイナルファンタジーXIV」プロデューサー兼ディレクターの吉田直樹や、「ストリートファイター6」ディレクターの中山貴之などが出演。三浦が出演するスタジオ部分では、バーチャルプロダクションを駆使して撮影を実施。ゲームエンジンを使用してグラフィックを制作し、奥行き感のある空間を演出。三浦が“ゲームの仮想空間"にたたずんでいるかのような表現を生み出した。三浦は収録を終え「ゲームは、楽しいのはもちろんですけど、いろんな人の人生や価値観も体感できるそんな“総合芸術”なんだな、と改めて感じました」とコメントしている。
三浦大知のメッセージ
Q:収録を終えた感想は?
今回は、ナビゲーターとナレーションを担当させていただきました。
緊張しましたけど、楽しかったです。
ゲームは、楽しいのはもちろんですけど、いろんな人の人生や価値観も体感できるそんな“総合芸術”なんだな、と改めて感じました。ただ、読むことにすごく集中していて映像をしっかり味わう余裕がなかったので(苦笑)、放送が待ち遠しいです。
Q:印象的なシーンは?
「不条理」をテーマにした小説や手記をもとに制作されたゲームを、ある男の子がプレイするシーンです。この子自身も目の前に立ちふさがる人生の不条理に思い悩みがちだったそうなのですが、このゲームをプレイしていくうちに人生観や価値観がアップデートされたり、新しい気付きを得たりして自分の人生を新たに歩んでいく、というドキュメントでした。僕自身も、歌手・ダンサーとしてパフォーマンスをするとき、見てくださる皆さんに”新たな気付き”や”新しい視点”を得てほしい、明日につながる希望や活力をお届けしたいと思っているんです。
そんな僕が大切にしている思いが、ゲームにもあると伝えてくれていました。もちろん、僕もゲームからたくさんの気付きをもらっていますし、同じように感じている人が世界中にいることを改めて感じることができてとても印象的でした。
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