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渡部篤郎、山下智久の父親役 海外ドラマ「THE HEAD」で13年ぶりの全編英語セリフ芝居

シネマトゥデイ 映画情報 2025年1月20日 12時0分

 俳優の渡部篤郎が、Huluで独占配信中の海外ドラマ「THE HEAD」Season3(全6話)に出演していることが明らかになった。渡部は、Season1で山下智久が演じた微生物学者アキ・コバヤシの父親タケシ・コバヤシ役として第3話と第4話に登場。中国映画『金陵十三釵』(2011/日本未公開)以来、13年ぶりに全編英語セリフでの芝居に挑戦している。

 ヨーロッパ最大級の制作会社 THE MEDIAPRO STUDIO が主導し、Huluも製作に参画している「THE HEAD」は、世界90以上の国と地域で放送&配信されたサバイバル・スリラー。Season1は南極の秘密研究施設、Season2は巨大貨物船を装った秘密研究施設を舞台に、首<THE HEAD>のない死体をきっかけに起こる惨劇が描かれた。国際色豊かなキャストの共演も本作の魅力で、日本からは山下智久(Season1)、福士蒼汰(Season2)が出演した。

 出演オファーが届いた渡部は、「まず頑張るしかないと思いました。ただ、出演のお話を頂いた時の方が大変でしたね。私は英語が全く得意じゃないのですが、自己紹介の映像を英語で撮ってほしいと言われまして、それで子供に教えてくれている英語の先生と一緒に考えたんですよ。その時に先生からは『もっと海外の人にはちゃんとアピールした方が良い』と言われました(笑)」と笑顔で振り返る。

 ドラマの撮影は、スペインで行われた。渡部は「到着してからはじめの3日間はバルセロナにいました。それでリハーサルする時間がなかったので、台詞を喋った映像を送ってほしいと言われまして、それは結構大変でしたね」と裏話を語り、一緒に現地へ向かった英語もスペイン語も話せる長男との印象的なエピソードを明かした。

 「本編でシャツを2枚着ているのですが、それで衣装合わせから始まると、長男が衣装さんに『シャツを2枚着るんですか?』と聞いていて、すると衣装さんが『インパクトを与えたいんだ』と言っていたんですね、そこで長男は『日本人はこういうことしないよ』とやり取りしてて(笑)。でも郷に入れば、なのでそこはまぁいいじゃないかと私は言ったんですが、本人は納得がいかないと(笑)。それでかけていた眼鏡も最初は赤色だったんですが、長男が『それは絶対におかしい!』と話していて(笑)。これは現場で揉めたというわけではなくて、意見をちゃんと伝えていたという感じです。そして監督さんと出演者の方たちもすごく私を尊重してくれていました。お芝居でこうしてほしいというような細かいことは言われなかったですね」

 全シーン英語での撮影は「英語と日本語の台本、2つ頂いたんですが、直訳に近いんですよね。なので、ある程度喋り言葉としての日本語で台詞を捉えました。バイリンガルだったらもう少し違うのかもしれませんが、私は日本語だったらこうだろうなと考えて、英語で演技しました」と回顧する。

 さらに今回は、自身の日本語吹替にも挑戦しており「吹替はほとんど経験がないですし、難しいものだと思っているので、ちゃんとやらないと、と思いました。お芝居と同じで正解がないものですから、普段のお芝居でしたら感情でやれる部分もあって、自分の中で演技に納得するのですが、今回は“渡部篤郎”の吹替役なので、そこをしっかりやらないとと思いました。自分で演じておいて、日本語で吹替をするとこんなにも下手なんだなぁと最初に思いました(笑)。やっぱり少しニュアンスが違いますからね。吹替の台本が来て、あぁ確かにこのほうが吹替で観ている方はわかりやすいだろうなとなりました。面白いものですね」と吹替ならではの難しさを語っていた。(編集部・倉本拓弥)

Huluオリジナル「THE HEAD」Season3(全6話)は独占配信中

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