横浜流星主演の大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(毎週日曜NHK総合よる8時~ほかで放送中)の19日放送・第3回で俳優の木下晴香が女郎役で登場。横浜流星演じる主人公・蔦屋重三郎を前に歌声を披露する場面もあり、その美声が注目を浴びた(※一部ネタバレあり)。
第3回「千客万来『一目千本』」では、前話で吉原のガイド本・吉原細見の制作に成功した蔦重。「嗚呼御江戸」と題したその細見の評判は上々だったが、吉原に客が戻ることはなく、蔦重はさらなる一手に。今度は人々から金を募る入銀本で、女郎を花に見立てた「一目千本(ひとめせんぼん)」に着手するさまが描かれた。
入銀本とは、入れた金額に応じて女郎の掲載順が決まるもの。蔦重は吉原の女郎たちに触れ回り、競争心をあおって資金確保に奔走していたが、その女郎たちの一人が木下晴香演じる角たま屋・呼出の玉川。蔦重が玉川の元に向かうと、ちょうど髪を結っている最中で歌を口ずさんでおり、SNSでは「ミュージカル花魁w」「綺麗な歌声」「お歌披露とは…!」「何気ないワンカットでの歌声が美しすぎてビビる」とその美声に酔いしれる視聴者が続出。
何としてでも吉原に客を呼びたい蔦重は、入銀本に価値を持たせるために絵師の北尾重政(きたお・しげまさ/橋本淳)に相談し、女郎を花に見立てることで女郎の性分も表すというユニーク画期的なアイデアを実現。ツンツンした桐菱屋の座敷持花魁・亀菊は山葵(わさび)、角か那屋の呼出し花魁・常盤木は鳥兜(トリカブト)……といった具合で、玉川は蒲公英(タンポポ)に見立てられていた。
2019年に公開されたディズニーの実写映画『アラジン』の日本語吹き替え版で、ヒロイン・ジャスミン役の声優に抜てきされたことで一躍知名度がアップした木下。「ロミオ&ジュリエット」(ジュリエット役)、「モーツァルト!」(コンスタンチェ役)、「銀河鉄道999 さよならメーテル~僕の永遠」(メーテル役)、「アナスタシア」(アーニャ役)、「レ・ミゼラブル」(ファンテーヌ役)など数々の舞台、ミュージカルで確かなキャリアを築いている。(石川友里恵)
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