横浜流星主演の大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(毎週日曜NHK総合よる8時~ほかで放送中)の19日放送・第3回では主人公・蔦屋重三郎(横浜)が吉原を救うためのさらなる一手として、女郎たちを花に見立てた入銀本の制作に着手。本に登場する女郎たちの中で、毒草・鳥兜(トリカブト)に見立てられたのが「仮面ライダーリバイス」(夏木花/アギレラ役)などで注目を浴びた椛島光だ(※一部ネタバレあり)。
前話では吉原のガイド本・吉原細見に平賀源内(安田顕)の序文を載せるというミッションを達成した蔦重。「嗚呼御江戸」と題した細見の評判は上々だが、吉原に客が戻ることはなく、蔦重は吉原でしか手に入らない入銀本の制作を決意。入れた金額に応じて女郎の掲載順が決まるもので、蔦重は方々の女郎たちを煽って資金集めに成功。さらに絵師・北尾重政(きたお・しげまさ/橋本淳)を訪ねたところ、“似たような絵が延々と続くのであまり面白くないのではないか”という重政の意見から、蔦重は女郎たちを花に見立てる案を思いつく。
ツンとしている女郎はわさび、夜さえないのは昼顔、無口はくちなし、文ばかり書くかきつばた……女郎の性分を表すという画期的なアイデア。その中でも強烈なインパクトを放ったのが、椛島光演じる角か那屋の呼出し花魁・常盤木。蔦重が入銀を募りに行った際に「また腹の上で死ぬ男を増やせって?」と不敵な笑みを浮かべていたが、彼女は本の中で鳥兜に見立てられ、「トリカブトw」「粋なセリフだね」「常盤木さん、どういう…」とどよめきが起き、花魁たちのキャラが濃すぎると沸いていた。
実際に客が腹上死する場面では「また……」とつぶやいた魔性の花魁・常盤木。「常盤木花魁ヤバいな」「常盤木凄すぎだろ」「まさかの腹上死が演出された?」「NHKで腹上死!」とまたしてもどよめきが起きていたが、蔦重と険悪になっていた駿河屋(高橋克実)は、蔦重が持ってきた「一目千本」で常盤木に目を留めると「食らうと死ぬって……」と思わず爆笑。なお、駿河屋のお気に入りはくずに見立てた志津山(東野絢香)だった。
“危険な”花魁を妖艶に演じた椛島は近年、ドラマ「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」(2023・NHK BS)、「なれの果ての僕ら」(2023・テレビ東京)などに出演。現在、ドラマ「いきなり婚」(日本テレビ)が放送中。ヒロインと同期である社長令嬢で、男をとっかえひっかえしているあざとい系マウント女子を担っている。(石川友里恵)
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