ロバート・パティンソンが、世界中のティーンから絶大な支持を得た主演シリーズ『トワイライト』に対して、未だに寄せられるという批判に「まだそんなことに囚われているの?」とスペイン版GQ誌に語っている。
2008年に公開された『トワイライト~初恋~』でクリステン・スチュワート演じる人間の少女と禁断の恋に落ちる美しきヴァンパイアを演じ、一躍スターとなったロバート。映画は2012年までに4本の続編が製作され、10代の若者たちを夢中にさせたが、ホラー映画ファンからは「ヴァンパイアものを台無しにした」と言われ続けているという。
同誌に対してロバートは「私に『トワイライトはヴァンパイアジャンルを台無しにした』と言い続ける人々がいるのは面白いですね。まだそんなことに囚われているの? 20年近くも前のことをどうして悲しむことができるんだ? って。すごくおかしいですね」と語っている。
若者から絶大な支持を集めた一方で、最低映画を決めるラジー賞で常連扱いされるなど、一部で芳しくない評価がついてまわった同シリーズ。一方、主演のロバートはシリーズ終了後、鬼才デヴィッド・クローネンバーグ監督と組んだ『コズモポリス』(2012)、『マップ・トゥ・ザ・スターズ』(2014)、A24製作の『ライトハウス』(2019)に出演するなど、大手スタジオのフランチャイズではない、小規模な作品で実力を見せてきた。
近年はクリストファー・ノーラン監督の『TENET テネット』(2020)で演じたニール役で注目を浴び、2022年公開のマット・リーヴス監督作『THE BATMAN-ザ・バットマン-』ではバットマン役に抜擢。現在は『パラサイト 半地下の家族』のオスカー監督ポン・ジュノの新作『ミッキー17』(3月28日公開)の公開が控えている。(西村重人)
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