Infoseek 楽天

元宝塚トップ・彩風咲奈&加藤和樹、Wフェルゼンのツーショットに沸く

シネマトゥデイ 映画情報 2025年1月30日 20時7分

 元宝塚歌劇団雪組トップスター・彩風咲奈が30日、都内で行われた劇場アニメ『ベルサイユのばら』(1月31日公開)の世界最速上映会にゲストとして登壇。自身の退団公演でフェルゼンを演じた彩風は、本作で同役のボイスキャストを担当した加藤和樹とツーショットを披露し、会場を沸かせた。この日は声優の沢城みゆき、平野綾、豊永利行も来場した。

 本作は、池田理代子の累計発行部数2000万部を突破する代表漫画「ベルサイユのばら」を原作とするアニメの劇場版。将軍家の跡取りで、“息子”として育てられた男装の麗人オスカル、気高く優美な王妃マリー・アントワネット、オスカルの従者で幼なじみの平民アンドレ、容姿端麗かつ知性的なスウェーデンの伯爵フェルゼン。栄華を誇る18世紀後半のフランス・ベルサイユで出会い、時代と運命に翻弄されながらも美しく生きる人々の姿を描く。

 「ベルサイユのばら」は、宝塚歌劇の人気演目の一つでもあり、彩風は昨年10月に上演された、初演から50周年目の記念公演であり退団公演となった「ベルサイユのばら-フェルゼン編-」でフェルゼンを演じて話題を集めた。また、2001年の宙組公演「ベルサイユのばら2001-フェルゼンとマリー・アントワネット編-」を観て、宝塚を志したという。

 純白のスーツ姿で客席から登場し、ファンの黄色い歓声を浴びながら登壇した彩風は、沢城に白いバラ、平野に赤いバラの花束をプレゼント。平野と沢城が「(わたしたち)ただのファンだよね。本当に光栄です」とはしゃぐ中、「彩風咲奈でございます。このような機会をいただきまして、わたくしも大変光栄でございます」とあいさつした。

 続けて、「『ベルサイユのばら』はわたくしにとって夢の原点です。この作品がなかったら宝塚に巡り合うこともなかったですし、在団中も何度か作品に触れて、その度に夢をいただいていた存在です」としみじみと語る彩風。劇場版の感想を求められると、「素晴らしかったです。歌に音楽に、そして皆様のお声があって本当に豪華絢爛で、また改めてトキメキをいただきました」と笑みをこぼした。

 そんな彩風と離れた位置に立つフェルゼンのボイスキャスト・加藤。沢城の「並んだ画を見たくないですか?」という観客への呼びかけに応じ、彩風の隣に移動した加藤は「背がお高いですね」と思わず声を漏らす。彩風は加藤版フェルゼンについて「素敵でした。お歌も素敵でしたし、声から温かさと真っすぐさがにじみ出ていて……。わたしは男役とはいえ中身は女性ですので、女性目線から役づくりをすることが多いので、男性が見て感じられたフェルゼンというのはこういう風な感じなのかな? と、もうフェルゼンを演じることはないんですけど、勉強しながら観てしまいました」と吐露。

 加藤は「うれしいですね」と喜び、「いろんな作品でフェルゼンを演じた方と会っていますけど、眩しいな……と思います。このキラキラは僕はリアルには出せないので、声で頑張りたいと思います」と感服していた。(錦怜那)

【関連情報】
劇場アニメ『ベルサイユのばら』公式サイト
【画像】彩風咲奈&加藤和樹、ベルばら夢のツーショット
【動画】沢城みゆき、元宝塚歌トップスター・彩風咲奈のエスコートに照れ!?
【画像】彩風咲奈が沢城みゆきをエスコート!
【動画】『ベルサイユのばら』加藤和樹&平野綾スペシャル対談
なぜ今『ベルサイユのばら』なのか?完全新作劇場アニメ化の意味

この記事の関連ニュース