映画『キャプテン・アメリカ』シリーズ第4弾『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』に主演しているアンソニー・マッキーが、イタリア・ローマでのプロモーション中にキャプテン・アメリカについて語った言葉が炎上したことを受け、Instagramで真意を説明した。
本作が描くのは、『アベンジャーズ/エンドゲーム』でスティーブ・ロジャース(クリス・エヴァンス)から盾を託され、続くドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」で新たなキャプテン・アメリカに就任したサム・ウィルソン(アンソニー)の姿だ。アンソニーはローマで“キャプテン・アメリカ”が意味するものを聞かれると、「僕にとって、キャプテン・アメリカはたくさんの異なるものを象徴していて、“アメリカ”という言葉がその中の一つであるべきではないと思う。それは約束を守り、名誉、威厳、高潔さを備えた男性のことだ。信頼でき、頼りになる人のこと」と回答した。
愛国心より道徳心に重きを置いたこのコメントに、“キャプテン・アメリカはアメリカの象徴”と信じる人々が猛反発。映画のボイコットを訴える者まで出た。この事態を受けてアンソニーは「誤解のないように言わせてほしい。僕は誇り高きアメリカ人であり、キャップのようなヒーローの盾を引き受けることは生涯最高の栄誉だ。僕たちの国に仕えている人たち、仕えた人たちには最大限の敬意を持っている。キャップは、世界中の人々が共感できる普遍的な特徴を持っているんだ」と決してアメリカを貶めているわけではないとInstagramのストーリー機能を使って説明した。
なお、キャプテン・アメリカの前任者であるクリス・エヴァンスも初めて同キャラクターを演じた『キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー』(2011)の取材時、アンソニー同様、“アメリカ”にはこだわらないようにしているとCBRに語っていた。「彼は(キャプテン・アメリカではなく単に)キャプテン・グッドと呼ばれるべきだと思う。彼は紛れもない悪が存在する時代に生み出され、その悪と戦うために作られた。ナチスが悪なのは皆同意すると思うが、キャップは(それに対する善であり、)たまたまアメリカ国旗カラーの服を着ているに過ぎないんだ」。『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』は2月14日に日米同時公開。(編集部・市川遥)
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