女優の高畑充希が3日、グランドプリンスホテル新高輪で行われた『ウィキッド ふたりの魔女』日本語吹き替え版キャスト会見に出席、シンシア・エリヴォの大ファンだということで、本作のオファーに感激の表情を見せた。この日は同じく吹き替え版キャストの清水美依紗(グリンダ役)、海宝直人(フィエロ役)、田村芽実(ネッサローズ役)、入野自由(ボック役)、kemio(ファニー役)、塩田朋子(マダム・モリブル役)も来場した。
おとぎの国オズを舞台に、二人の魔女の友情を描いた人気ミュージカルを映画化した本作は、『クレイジー・リッチ!』のジョン・M・チュウ監督が、エミー賞、グラミー賞、トニー賞と数々の受賞歴を持つ実力派シンシアと、グラミー賞の常連アーティストのアリアナ・グランデを主演に迎えたミュージカル超大作。
もともとミュージカル版「ウィキッド」の大ファンだったという高畑は、シンシア演じる主人公エルファバの吹き替えを担当することになり「感動でした」としみじみ。「まさか自分がエルファバを演じられる日がくるなんて。数年前は想像もしていなかったですし、そして何よりわたし自身がシンシアさんの大ファンなんです。日本でもコンサートをされていた時も見に行ったこともあったので、シンシアさんの映像に声を当てられるなんて、感慨深すぎてどうしようという状態でした」と感激した様子で語った。
さらに本作について「長く愛されている作品だけあって、楽曲がどれもすばらしい。吹き替えの際は、1日に何度も同じ曲を歌ったりするんですが、何回聴いてもブースにいくのが楽しみな毎日でした。本当に楽しかったですし、しあわせを感じておりました」としみじみ付け加えた。
劇中では、性格も魔法の才能も正反対なエルファバとグリンダが偶然ルームメイトになるというくだりがあるが、そのシーンにちなんでエルファバを吹き替えた高畑と、グリンダを吹き替えた清水に「ルームメイトになったらお互いに伝えておきたいマイルール」について教え合うというひと幕も。それには高畑が「急に電池が切れます。急に一点を見つめて、ボーッとしだす時があります。そんな時は、ぜひ心配しないでそっとしておいてくれれば、そのうち元気になると思います」と自身のマイルールを説明。
一方の清水からは「わたしは犬を飼っているので、アレルギーじゃなければ飼ってもいいですか?」と質問が。それには高畑が「実はわたし犬アレルギーなんです」と明かして会場は大笑い、「でも実家でも犬を飼っています。アレルギー薬を飲んで愛でるくらい好きです。あとうちは猫がいるので、犬と猫の同居になります」と笑顔を見せた。
また友情を深めていくうちに、本当の自分に気付いていくエルファバとグリンダにちなみ、「まだあまり世に知られていない本当の自分は?」という質問も。それについて、高畑は「わたしは本当に素になるとコテコテの関西人です。ずっと関西弁ですし、ずっとボケてツッコんでます。でも東京に来てから長いので、『大阪生まれなの?』と驚かれることも多いんですが、気質が根本的に関西人です」と明かした。清水が「わたしも三重出身で、関西弁に近い三重弁をしゃべるので、一度しゃべってみたいです」と返すと、高畑も「ルームシェアをするとうまくいくかもしれないですね」と笑いあっていた。
そして最後に「ついに日本でも『ウィキッド』が見られるようになります」と語りかけた高畑は、「ひと足先に観させていただきましたが、正直見終わった後は開いた口がふさがらなかったです。ミュージカル版は迫力を感じられるのですが、細かい表情までは見えなかったです。でも、映像になると舞台とは違った魅力に気がつくことができます。ぜひ、皆さんにも映画館で体感していただけたら」と呼びかけた。(取材・文:壬生智裕)
『ウィキッド ふたりの魔女』は3月7日より全国公開
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