第97回アカデミー賞で作品賞をはじめとする最多12部門13ノミネートを獲得したメキシコが舞台のミュージカルスリラー『エミリア・ペレス』(3月28日公開)より、日本版ポスタービジュアルが公開され、併せて、アカデミー賞主演女優賞、助演女優賞にノミネートされたカルラ・ソフィア・ガスコン、ゾーイ・サルダナのコメントが発表された。
本作は、本当の自分になりたいと願い女性として新たに生きることを決意したメキシコ最恐の麻薬王と、彼女との出会いで運命を切り開いていく3人の女性たちの姿を、名匠ジャック・オーディアール監督がミュージカル仕立てで描いた全く新しい異色の感動作。主演を、トランスジェンダー女性として史上初のアカデミー賞主演女優賞にノミネートされたカルラが務め、ゾーイや、セレーナ・ゴメス、アドリアーナ・パスらが共演した。
公開された日本版ポスタービジュアルでは、かつて“最恐の麻薬王・マニタス”として生き、新しく女性としての人生を歩み始めた主人公エミリア・ペレスを中心に、人種や性別で実力を評価されずにきた弁護士のリタ、自分を抑え妻として母として生きてきたジェシーという、エミリアとの出会いで、それぞれの運命が大きく動いていく3人の女性が大きく映し出され、その中心には、銃と華やかな花々で聖母を思わせるアイコンが施され、その周りをネオンが彩るという、罪と救済、愛と憎しみ、希望と運命が交錯する本作のテーマを想起させるビジュアルに仕上がっている。
また、最多ノミネーションとなった本年度アカデミー賞について、カルラは「一晩中眠れなかったです。なんという幻想、なんという名誉、なんという愛。9ヶ月のプロモーションと2年間の仕事の集大成で、充実感を感じています」とコメント。ゾーイも「このたびのノミネート、本当に光栄で感謝の気持ちでいっぱいです。選んでくださり、心からありがとうございます。才能あふれる皆さんとご一緒できることにとても興奮しています。『エミリア・ペレス』は愛を込めて作られた作品です。アカデミーの皆さん、そして作品を評価してくださったすべての方々に感謝します。ジャック!!BINGO!」と喜びの声を寄せている。(高橋理久)
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