31日、映画『孤狼の血』『十一人の賊軍』などで知られる白石和彌監督が、ハリウッドの大手エージェンシー「UTA(ユナイテッド・タレント・エージェンシー)」と契約したことが明らかになった。
アメリカの大手4大エージェンシーにも数えられるUTAは、ハリソン・フォード、ジェニファー・ロペス、ドウェイン・ジョンソンら人気ハリウッドスターが多数所属している。白石監督は今後、日本のみならず、海外での映画製作も視野に入れて挑戦していく。
これに伴い、白石監督は長きにわたりエージェント業務を務めた有限会社フラミンゴとの契約を終了。1月31日付けで、株式会社K2 Pictures(東京都目黒区、代表取締役:紀伊宗之)と新たにエージェント契約を締結した。
白石監督は1974年12月17日生まれ、北海道旭川市出身。若松孝二監督に師事し、2010年に『ロストパラダイス・イン・トーキョー』で長編デビュー。2013年に映画『凶悪』が第37回日本アカデミー賞優秀監督賞・脚本賞など各映画賞を総なめにし、一躍脚光を浴びると、2021年に『孤狼の血 LEVEL2』で第45回日本アカデミー賞の優秀賞最多13部門を受賞した。
白石監督のコメントは以下の通り。(編集部・倉本拓弥)
白石和彌監督
光栄にもUTAさんから声をかけて頂き、自分自身に可能性があるのならワールドワイドな作品作りに挑戦してみようという気持ちになりました。
これまでサポートして頂いたフラミンゴの赤城プロデューサーと、今後国内のエージェント業務とサポートをお願いする K2 pictures に心より感謝申し上げます。
残りの人生も真摯に映画作りに邁進し、多くの方に楽しんで頂ける作品を作っていけるように精進します。よろしくお願いします
※初出時の見出しと記事内の情報に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。
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