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宮澤エマ、“豊臣兄弟”の姉・とも役で2度目の大河「身が引き締まる思い」

シネマトゥデイ 映画情報 2025年2月4日 12時7分

 仲野太賀が主演を務める、NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」(2026年放送予定)の新たなキャストが4日に発表され、とも役・宮澤エマの出演が明らかになった。

 大河ドラマ第65作となる本作が描くのは、強い絆で天下統一を成し遂げた豊臣兄弟の奇跡。後に「秀長が長生きしていれば豊臣家の天下は安泰だった」とまで言わしめた天下人の弟・豊臣秀長(とよとみ・ひでなが)の目線から、戦国時代をダイナミックに描き出す。脚本はドラマ「半沢直樹」「下町ロケット」などの八津弘幸が担当。主人公・秀長を仲野が、兄・秀吉を池松壮亮が演じる。

 宮澤が演じるともは、“豊臣兄弟”の姉。しっかり者の負けん気が強い女性で、三人の男児を産み育てるが、弟の秀吉が跡継ぎに恵まれなかったため、政治の道具として利用されることに。のちに秀吉の後継者となった長男の秀次は、謀反の疑いをかけられ、妻子とともに処刑されてしまう。

 宮澤が大河ドラマに出演するのは「鎌倉殿の13人」(2022年)以来、2作目。「今でも役名で呼んで頂いたりお声がけを頂く事が多く、放送が終わっても視聴者の皆さまの中で生き続けていくスケールの大きさは大河ドラマならではかもしれません」と語る。

 また、八津の担当した連続テレビ小説「おちょやん」にも出演しており「私の役者人生を変える作品となりました」と回顧。再び八津作品に携わる喜びと共に「ともは秀長、秀吉よりも長生きしたそうで長いスパンで向き合う役になりそうだなと、身が引き締まる思いでした」とオファーを振り返っている。(編集部・入倉功一)

ーー今回、とも役のオファーを受けたときの率直なお気持ちを教えてください。

八津さんが手掛けられる作品にまたぜひ携わりたいと思っていたのでお話を頂いた時はとっても嬉しかったです。ともは秀長、秀吉よりも長生きしたそうで長いスパンで向き合う役になりそうだなと、身が引き締まる思いでした。

ーー役柄説明や台本をお読みになって、「豊臣兄弟!」におけるとも像をどう感じたか、どのように演じたいと思われたか、などがあれば教えてください。

最初にお話を頂いた時、あの有名な豊臣兄弟と一緒に育ち、戦国時代の荒波を生き抜いたともについて私は多くの事を知りませんでした。ともは豊臣兄弟の華々しい出世の恩恵を受けながらも想像を絶する様な闇もまた経験することになる訳ですが、物語の冒頭の家族の一員としてのともはとにかくタフで強く家族を鼓舞するお姉ちゃんです。厳しい環境を生き抜いていく女性としての芯の強さ、男兄弟と育ってきた逞しさをものすごく感じました。現実主義的なともと、なかなか自由な家族のコミカルな掛け合いが序盤では多いですが、この先この家族が経験していくことを考えると原点とも言える家族の関係性を描く日々を大事に演じたいと思います。

ーー宮澤さまにとって大河ドラマとは、どのような思いのあるドラマでしょうか。「豊臣兄弟!」出演にあたっての思いと併せてお願いいたします。

初めての大河ドラマで第一話から最終話まで長期間で役と向き合う体験をさせて頂けた事はとてつもない幸運だったと思います。カメラが回っている時もいない時も本当に多くの事を学ばせて頂きました。今でも役名で呼んで頂いたりお声がけを頂く事が多く、放送が終わっても視聴者の皆さまの中で生き続けていくスケールの大きさは大河ドラマならではかもしれません。今回は今まで描かれてこなかった豊臣兄弟の姿を、歴史書には描かれない家族ならではの視点で一年を通して視聴者の皆さんにどう届けられるのか、とても楽しみです。

ーー八津弘幸さんの作品へのご出演は初めてでしょうか。八津作品の印象や、「豊臣兄弟!」の脚本に関して楽しみにしていることがありましたらお願いいたします。

八津さんの作品の出演は連続テレビ小説「おちょやん」が初めてでした。とても自分に務まるとは思えない役を頂いたと感じる緊張と挑戦の日々でしたが結果的に私の役者人生を変える作品となりました。八津作品はドラマチックで冷酷な現実のすぐそばに笑いと人情の温かみがあると感じますが八津さんは世界観に必要なキャラクターしか描かない、当て書きはしないというお話を伺いました。今回も八津さんから頂いたともを豊臣兄弟の世界でのびのびと人間臭く演じられる様に準備したいと思っています。

ーー共演を楽しみにしている方がいらっしゃいましたら、理由とともに教えてください。

豊臣ファミリーの皆さんとは初めて共演させて頂くので今からどんな家族になるのか、どんな掛け合いができるのか楽しみです!

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