BE:FIRSTのメンバー・RYOKIとしても活躍する三山凌輝が8日、都内で行われた映画『誰よりもつよく抱きしめて』(公開中)の公開記念舞台あいさつに登壇。「登場が早かったかな」と上映後に涙を流す観客を思いやる場面があった。この日は、久保史緒里(乃木坂46)、ファン・チャンソン(2PM)、永田凜、内田英治監督も来場した。
『ミッドナイトスワン』などの内田監督が新堂冬樹の小説を映画化したラブストーリー。強迫性障害が原因の潔癖症で恋人にも触れることのできない水島良城(三山)と、彼のことを理解しながらも思い悩む桐本月菜(久保)、そして恋人と触れ合っても感情の動かないイ・ジェホン(ファン)の人生が交錯する。
上映後に登場した三山は「切なくも、もどかしくも、うずうずもしている感情でしょう? 『余韻に浸らせてくれよ……という中で登場しやがって、お前ら』みたいな中だと思いますが、観てくださった感情と楽しい時間をごちゃごちゃにしながら楽しい時間を共有できたらなと思います」と呼びかける。全員の一言あいさつが終わると、三山は「さっきは冗談半分で話したんですけど、いまだに涙を流していらっしゃる方がいて、やっぱり登場が早かったかな。もう少し余韻に浸らせてあげた方がよかったんじゃないかな」と思いやりつつ、観客の思いがダイレクトに伝わったことを喜び、「みなさんの顔をしっかり拝んで帰りたいと思います」と笑顔を見せた。
そんな三山と恋人役を務めた久保は、三山に「心の距離感は近くいたいと思っていたので、コミュニケーションはわたしなりに積極的にとらせていただいたつもりですが、いかがでしたか?」とよそよそしく質問。三山は「久保ちゃんは人見知りがある方みたいで『普段は心を開かないんですよ』と言っていたけど、僕にはすっと心を開いてくれたイメージで、自然と会話は弾んでいった」と思い返す。しかし、久保とチャンソンの初対面時は違ったようで、三山は「部屋の角と角で、二人がそれぞれ黙って前を向いている。めっちゃポジティブに言うと未来を見ていた」とある日の楽屋での様子を紹介。久保とチャンソンは互いに人見知りだと思って気を遣っていたようで、三山は「二人ケンカでもしたのかと思った」と打ち明けて会場の笑いを誘った。
作品にちなみ、「誰よりも願っていること」を問われると、三山は「今年26歳になるんですけど、いろんなフェーズが進んでいく年になると思います。チャンソンも言っていましたが、今をどう生きるかを大切にするからこそ未来を考えることもできるので、そのバランスを今年は特に意識して生きていこうと思います」と力を込めた。(錦怜那)
【関連情報】
・【画像】三山凌輝・久保史緒里・ファン・チャンソンらが登壇
・三山凌輝、BE:FIRSTメンバーの言葉に感激 「人としていいヤツらなんですよ」
・2PMファン・チャンソン、三山凌輝と熱いハグ!
・萩原利久、北村匠海に刺激「エンタメの最前線にいる人」
・阿部寛、映らないのに10時間待機の錦戸亮に感謝
・大河ドラマ「豊臣兄弟!」新キャスト【豊臣兄弟の家族たち】