『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』(1984)、『グーニーズ』(1985)などで人気子役として活躍した俳優のキー・ホイ・クァンが、現地時間3日に米ロサンゼルスのTCLチャイニーズ・シアターで行われた、手形と足形を残すセレモニーに出席。一部の『グーニーズ』キャストも駆けつけた様子を現地メディアが伝えている。
セレモニーには、『グーニーズ』の脚本を手掛けたクリス・コロンバスをはじめ、当時のキャスト陣から、コリー・フェルドマン、ジェフ・B・コーエン、ケリー・グリーン、そしてジョシュ・ブローリンが出席し、キー・ホイを祝福した。
People.comなどによると、ブローリンはスピーチで、40年前を振り返りながら「これ以上うれしいことはありません。ここにいる僕たち“グーニーズ”全員が、そう思っています。この栄誉は君にふさわしいだけでなく、僕らの業界における正しさをたたえるものだということを」とキー・ホイをたたえた。
人気子役として日本でも一世を風靡したキー・ホイだが、当時ハリウッドではアジア系俳優に与えられる活躍の機会は少なく、大人になってからは長らく裏方で活躍していた。しかし、2023年に公開された『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』の演技が高く評価されたキー・ホイは、第95回アカデミー賞で助演男優賞を初受賞。マーベルドラマ「ロキ」に出演するなど、俳優として再ブレイクを果たした。
『グーニーズ』でマイキーを演じたショーン・アスティンはセレモニーに参加しなかったようだが、キー・ホイは、2月7日から全米公開されるアクション映画『ラブ・ハーツ(原題) / Love Hurts』でショーンと再共演している。同作でキー・ホイは、殺し屋の世界に引き戻される温厚な主人公を演じており、メジャースタジオ作品で初主演を果たした。(西村重人)
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