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第98回キネマ旬報ベスト・テン発表 河合優実・松村北斗に主演女優賞&主演男優賞

シネマトゥデイ 映画情報 2025年2月5日 0時0分

 映画雑誌「キネマ旬報」(毎月20日発売)を発行する株式会社キネマ旬報社が5日、「2024年 第98回キネマ旬報ベスト・テン」を発表した。日本映画ベスト・テン第1位は三宅唱監督の『夜明けのすべて』。主演男優賞も同作に出演した松村北斗が受賞、主演女優賞は河合優実が『ナミビアの砂漠』『あんのこと』で受賞した。

 同社によると、主演賞を共に20代の俳優が受賞するのは、2012年度の安藤サクラ(『かぞくのくに』)、森山未來(『苦役列車』)以来。河合と松村の受賞コメントも発表された。また、助演女優賞は『ぼくが生きてる、ふたつの世界』の忍足亜希子がろう者俳優として初の受賞。助演男優賞は『ぼくのお日さま』『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』の池松壮亮が受賞した。

 なお、ベスト・テン2位以下のランキングは、5日発売の「キネマ旬報2月号増刊2024年キネマ旬報ベスト・テン発表号」で発表されるほか、公式サイト「キネマ旬報 WEB」にも掲載される。(2位から10位までは2月20日掲載予定)

河合と松村のコメント、受賞者・受賞作品は以下の通り。

主演女優賞:河合優実コメント

本当にありがとうございます。今回選んでいただいた2本は自分にとってほかの何にも代えがたい映画なので、そのような作品で選んでいただきとても嬉しいです。「キネマ旬報」の表紙を主演女優賞というかたちで飾れることも、とても光栄に思っています。未来への糧としたいと思います。

主演男優賞:松村北斗コメント

今回、「キネマ旬報」の主演男優賞という素敵な賞をいただき、この賞の歴史と、いままで受賞された方々のお名前を見ながら、とても光栄に思っております。
映画を通して、自分がかつて覚えた感動を誰かに受け渡せているんだなと、何かもう一つの“ 居場所”を見つけられたような気持ちになりました。

「2024年 第98回キネマ旬報ベスト・テン」受賞者・受賞作品一覧

作品賞

日本映画ベスト・テン第1位『夜明けのすべて』(監督:三宅唱)
外国映画ベスト・テン第1位『オッペンハイマー』(監督:クリストファー・ノーラン)
文化映画ベスト・テン第1位『正義の行方』(演出:木寺一孝)

個人賞

日本映画監督賞:三宅唱『夜明けのすべて』
日本映画脚本賞:野木亜紀子『ラストマイル』
外国映画監督賞:クリストファー・ノーラン『オッペンハイマー』
主演女優賞:河合優実 『ナミビアの砂漠』『あんのこと』
主演男優賞:松村北斗 『夜明けのすべて』
助演女優賞:忍足亜希子『ぼくが生きてる、ふたつの世界』
助演男優賞:池松壮亮 『ぼくのお日さま』『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』
新人女優賞:中西希亜良 『ぼくのお日さま』
新人男優賞:越山敬達 『ぼくのお日さま』
読者選出日本映画監督賞:三宅唱『夜明けのすべて』
読者選出外国映画監督賞:クリストファー・ノーラン 『オッペンハイマー』
読者賞:斎藤環 『映画のまなざし転移』

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