リリー・フランキーが7日、TOHOシネマズ日比谷にて開催された映画『ファーストキス 1ST KISS』初日舞台あいさつに主演の松たか子をはじめ松村北斗(SixTONES)、脚本の坂元裕二、塚原あゆ子監督と共に登壇。登壇者がこの日公開された映画の反響を伝えるなか、リリーはあるネットニュースの松村と自身に関する記事を見て愕然としたことを明かし、笑いを誘った。
本作は、ドラマ「カルテット」や映画『花束みたいな恋をした』などの脚本を務めた坂元が、映画『ラストマイル』『グランメゾン・パリ』などの塚原あゆ子監督とタッグを組んだラブストーリー。結婚して15年目になる夫・駈(松村)を事故で亡くした硯カンナ(松)が、夫と出会った15年前にタイムトラベルをして若き日の夫と再会し、夫を救おうと奮闘する。
劇中、松村演じる駈のことを気にかける大学教授・天馬市郎を演じたリリー。完成した映画を観た際「映画が終わったあと泣いてしまいました」と告白すると「ジジイはジジイなりに思い出すことがあるんです。台本を読んだときも感動したのですが、映像になったとき、自分のなかでも思わぬ作用が働き、主人公を通して自分に返ってくることがたくさんあった」と感情移入したことを明かす。
そんなリリーは、公開された映画の反響について語り合うトークで、1月13日に行われた本作の完成披露イベントでのネットニュースに触れ「吉岡里帆さんが、撮影中ずっと僕が松村くんのことペタペタ触っていたと発言をしていたという記事を見て愕然としました」と発言。続けてリリーは「いまはそういう話題はね……」と言葉を濁しつつも「撮影をきっかけにすごく仲良くなってご飯にも行っているんです」と、映画を通じて松村と仲が深まったことを明かす。
松村も「ずっと予定を合わせてようとしているんですよね」とリリーとの食事を熱望しているという。松村は劇中、(加齢表現のため)お腹を出すなど新境地を見せているが、脚本を担当した坂元は「結構不安だったんです」と松村のシーンを書く際に攻めた部分があったことを明かすと、リリーは「お腹が大きい松村くんも可愛いですよね」と松村贔屓をさらに強調していた。
またバレンタインデーのエピソードを聞かれた松村が「小学校1年生のとき、バレンタインデーにチョコレートをもらったんです」というエピソードを披露すると、リリーはすかさず「小学生のころから俺の北斗にちょっかいを出しているやつがいるんですね」と発言し会場を笑わせる。しかし松村が「わざわざ家に電話をかけてくれて渡してくれて、すごく幸先の良い小学校生活が始まったと思ったのですが、それ以降誰からももらえなかった」と思わぬ展開に話が進むと、リリーは「悲しい話だったのね」と笑っていた。(磯部正和)
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