佐藤勝利(timelesz)が10日、都内で行われたドラマ「アポロの歌」の1話先行上映&トークイベントに登壇。2年ぶりにドラマ主演を務める佐藤は、「こういう役がやりたかった」と満足そうに語った。この日はW主演の高石あかり(高ははしごだかが正式表記)、共演の西垣匠、森田想、二宮健監督も来場した。
「アポロの歌」は、1970年に「週刊少年キング」で連載された手塚治虫の問題作。終わらない愛の試練に挑む漆黒のパラレルラブストーリーで、人間のダークな部分を掘り下げたことから、手塚のノアール作品(=黒手塚)とも呼ばれている。実写ドラマは、手塚プロダクション監修のもと、現代解釈版の物語としてつづられる。
佐藤が演じるのは、幼少期の母とのトラウマのせいで、愛を軽蔑して生きている大学生・近石昭吾。「自分にとっても大事な作品です。久々に映像でお芝居をしたのもそうですし、僕としてものすごく自信がある作品になっていますので、これからに繋がっていったらうれしいです」と期待を込める。
「何度生まれ変わっても結ばれぬ恋をする」という女神の啓示を受け、いくつもの世界をさすらう昭吾は「難しい役柄」だったそうで、佐藤は「演じたことのないシチュエーションだったり、喫煙シーンやワンナイトのシーンがあったり、新境地な部分もあったので、自分でも現場でどういう感情になるんだろうとか、上手く(タバコを)吸っている人のように見えるかと考えながら(演じました)。でも面白かったです。難しかったですけど、こういう役がやりたかったと思っていたので」と充実した表情を見せる。
続けて、「そう言うと、タバコが吸いたかったとなっちゃいますけど……」とはにかみつつ、「紙タバコとかわからなかったので、大人の世代の人は大体吸ったことのある世代だと思うので、そういう方に教わりながらリアルにできたのかなと自信があります」と胸を張った。
一方の高石は、歌手や合成人として、昭吾が転生する世界に必ず現れる渡ひろみ役。「こんなにやりがいのある作品に出会えたのは奇跡だなと思います」と満足気な表情を見せ、2回目のタッグとなる二宮監督は「1回目で彼女がいろんなことを器用にできる人というのは伝わったので、だからこそ『これ、できるよね?』という範疇を超えた球を投げてみたいと思った」と吐露。高石は「投げ好きかもしれないですね」と思い返して笑うも、二宮監督は「撮っていて何回も感動した」と彼女の演技力に感服していた。(錦怜那)
「アポロの歌」2月18日よりMBS/TBSドラマイズム枠で放送開始
【関連情報】
・【画像】佐藤勝利&高石あかり、可愛く記念撮影!
・佐藤勝利、timelesz加入希望の堂本光一を丁重にお断り
・『火の鳥』なぜ今「望郷編」映画化に挑んだのか STUDIO4℃が伝えるメッセージ
・朝ドラ「ばけばけ」ヒロイン・高石あかり、どんな人?『ベイビーわるきゅーれ』など活躍
・衝撃作『ばるぼら』稲垣吾郎&二階堂ふみの体当たり熱演に反響
・アッチョンブリケ!実写「ブラック・ジャック」PR映像、再現度の高さ話題「ゾクゾクする」