俳優の坂東龍汰が、「華麗なる一族」「白い巨塔」などのベストセラー作家・山崎豊子の直木賞受賞作を北川景子主演で映像化する、テレビ朝日ドラマプレミアム「花のれん」(3月8日よる9:00~)に、北川の息子役で出演することが明らかになった。
本作は、激動の明治から昭和にかけて、女性プロデューサーの先駆けとして道を切り拓いた稀代の興行師・河島多加(かわしま・たか)の生涯を追うヒューマンドラマ。
大阪・船場の呉服店に嫁いだ多加(北川)は、道楽好きの夫・吉三郎(伊藤英明)と寄席商売にくら替えするが、吉三郎は愛人を作った末にあっけなく他界。夫が遺した借金を返済すべく、さらに寄席の拡大に打ち込む多加だが、高座の窮地を救ってくれた紳士・伊藤友衛(上川隆也)に淡い恋心を抱くことになる。
興行師として、ひとりの女性としてエネルギッシュに突き進みながら、母として、ひとり息子の子育てに苦悩する多加。親子の確執も色濃く描かれる本作で重要な役割を果たす多加の息子・久男を、昨年、ドラマ「ライオンの隠れ家」(TBS)の繊細な演技が話題を呼んだ坂東が演じる。
寄席に命をかける多加は忙しさのあまり息子と過ごす時間が取れず、久男は寂しさから母に反発。お互い深い愛情を抱きながらも心は離れていき、すれ違う母子にやがて戦争という試練が襲いかかる。
母に対して複雑な思いを抱える息子を演じるにあたり、坂東は「久男はなかなか多加に対して素直になれず反発をするのですが、実際の戦場を目の当たりにして今まで思っていた心の内を打ち明けます。久男の母に対する心の機微を丁寧に演じたいと思いながら取り組ませていただきました」とコメント。北川とは初共演となり「今回は関西弁でのセリフだったのでイントネーションを現場で皆さんに教えていただいたり、何度も耳で聞いたりして体に擦り込みました。北川さんとは今回初めてご一緒させていただきました。とてもしなやかで美しく温かい方です。一緒にお芝居をさせていただき、久男として生きることができた時間は宝物のような体験でした。“お母はん”が力強く生きた激動の人生を放送で見るのが、僕もとても楽しみです」と語っている。
本作にはそのほか、甲本雅裕、泉ピン子、玉山鉄二、馬場園梓、渋谷凪咲、笹野高史、吹越満、金山一彦、月亭方正、ミルクボーイ、本多力らが出演。脚本は映画『Dr.コトー診療所』、ドラマ「Destiny」などの吉田紀子。監督は竹園元が務める。(編集部・入倉功一)
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