10日、ディズニー実写版『白雪姫』(3月20日全国公開)のプレミアム吹替版キャストが発表され、月城かなと(女王役)、ダイアンの津田篤宏(7人のこびと・おこりんぼ役)、諏訪部順一(魔法の鏡役)の参加が明らかになった。3人は、白雪姫役の吉柳咲良と共に、日本橋三井ホールで行われた「劇中歌お披露目イベント」に出席した。
本作は、ディズニー初の長編映画である『白雪姫』を、『アメイジング・スパイダーマン』のマーク・ウェブ監督が新たなミュージカル版として実写化。すでにレイチェル・ゼグラー演じる白雪姫の声を吉柳が、白雪姫の運命の人・ジョナサン役をグローバルボーイズグループ・JO1の河野純喜が担当することが発表されている。
この日は、吉柳が先に登場し、新たな声優キャストが発表されるという演出に。月城、津田、諏訪部の3人が煙の中から登場すると、吉柳も大きな拍手。作品で重要な役割を担う女王(ガル・ガドット)役を務めることになった月城は、元宝塚歌劇団月組トップスターとミュージカルはお手の物だが「女王はとても重要な役。このような場に呼んでいただけて光栄です」とあいさつすると「オーディションを受けてから、いつお返事が来るのかわからなかったので、合格の知らせを聞いた瞬間、声にならない叫び声をあげてしまいました」と語っていた。
さらに月城は「女王は外見の美しさの持つ権力に執着する女性。普段は氷のような美貌を保ちつつも、そのなかで一瞬見せる焦りなどを(女王を演じている)ガル・ガドットさんが素敵に演じていらしたので、少しでもその感情を伝えられたらと、映像をしっかり観ながら、歌もセリフも収録しました」とアフレコを振り返った。
また、魔法の鏡に声を当てる諏訪部は「『白雪姫』はディズニープリンセスのオリジンとなる作品。そのなかでも魔法の鏡はとても重要な役なので、演じることができて嬉しかったです」と感想を述べ、「常に真実を語るのが魔法の鏡。オリジナルの声はとても低音で素敵な響きなのですが、その声に寄せつつ、でもあまり怖くなりすぎないように……というディレクションがあったので、しっかりバランスを考えて演じました」とポイントを挙げていた。
最後に諏訪部は「ミュージカル映画なので、音響のいい映画館でご覧ください」と呼びかけると、月城も「幼いころから知っていた『白雪姫』ですが、想像より何倍も何倍も膨らんで返ってきました。ぜひ楽しんでいただきたいです」と期待をあおっていた。(磯部正和)
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