松坂桃李主演の日曜劇場「御上先生」の第3話と4話で活躍した、私立隣徳学院3年2組の生徒・東雲温(しののめ たずね)役の演技で存在感を発揮した上坂樹里に注目したい。
「御上先生」は、高校教師となった東大卒のエリート文科省官僚・御上孝(松坂)が、現場で生徒たちを導きながら、汚い大人たちの権力によって子供たちが犠牲になっている現実に立ち向かう“大逆転教育再生ストーリー”。上坂が演じる温も、御上が担任を務める隣徳学院3年2組の生徒の一人として登場する。
温の父親は元中学校教師で、文部科学省の指導要領に沿わない独自の教材で授業を行っていたために違反を問われ、退職を余儀なくされた。それから両親が離婚した温は、母親と暮らすことに。そのため、文科省の官僚である御上に反発心を抱いていたが、学習指導要領や検定教科書の問題についてクラスを交えて話し合うなかで、次第に心を開いていく。
真面目で考え込みがちな一面のある温だが、時に猪突猛進な行動を見せることも。第4話では、隣徳の学園祭「隣徳祭」にて、教科書検定に関する発表をしようとクラスメートに提案し、富永蒼(蒔田彩珠)らクラスメイトの協力や、御上のさりげないサポートを受けながら、大胆な作戦を実行する場面が描かれた。
温役の上坂は、2005年7月14日生まれで神奈川県出身。2021年に「ミスセブンティーン」ファイナリストとなり、同年から「Seventeen」専属モデル入り。女優としては、NHK「ヒロイン誕生!ドラマチックなオンナたち」(2022)で地上波ドラマデビュー。翌年に出演した、NHK特集ドラマ「生理のおじさんとその娘」は、第60回ギャラクシー賞奨励賞や東京ドラマアウォード2023優秀賞(単発ドラマ部門)に選ばれた。学園ドラマでは、昨年、山田涼介主演の「ビリオン×スクール」(フジテレビ系 )でも生徒役を務めている。
第3話で父親が倒れたこともあり、当初は暗い表情が目立った温だが、隣徳祭の準備にかかるころには明るい表情で積極的な一面を見せ、X(旧Twitter)では視聴者から「上坂樹里ちゃんの演技って綺麗。気持ちがすごいこもってるのが伝わってくる」「温ちゃん役の子、ホントにキレイな子。透明感」など、上坂の演技を称賛する声もあがっている。
劇中では、富永との友情はもちろん、展示に否定的だった櫻井未知留(永瀬莉子)と、賛成派と反対派の立場を交換して行ったディベートを通じて意思疎通する場面もあり、2人の今後の友情にも注目だ。(西村重人)
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