ほぼ全裸の妻ビアンカ・センソリを同伴して第67回グラミー賞授賞式のレッドカーペットに登場したのを皮切りに、Xでのユダヤ人に対するヘイト発言&ヒトラー礼賛、かぎ十字Tシャツ販売など物議を醸し続けていたラッパーのカニエ・ウェストが、芸能エージェンシー33&Westから契約を解除された。
グラミー賞授賞式が行われた現地時間2日から、問題行動が続いていたカニエ。同日には、カニエはこれまでの診断だった双極性障害は誤診であり、新たに自閉症と診断されたと明かすポッドキャスト番組「The Download」が公開された。公の場での奇怪な行動や頑固ですぐに食って掛かるところは自閉症由来であり、双極性障害の薬を飲むのはやめたと語っていた。
6日からは反ユダヤや女性蔑視のツイートを連投し、ヒトラーを礼賛。9日にはNFLの優勝決定戦であるスーパーボウルのローカル放送で奇妙なCMを流し、かぎ十字のTシャツのみを売る自身の通販サイトへ誘導した。10日、カニエのXアカウントが削除。Xを所有するイーロン・マスクは「ここまでの彼の投稿を考慮し、彼のアカウントはNSFW(性的あるいは暴力的で職場での観覧は危険なもの)だと判断された。これ以上人々に見られるべきではない」と投稿している。
そして10日にロサンゼルスの芸能エージェンシー 33 & West から契約を解除された。カニエの元エージェントであるダニエル・マッカートニーは、耐えがたい有害なヘイト発言が原因だとInstagramで説明している。また11日は、カニエの会社の元従業員であるユダヤ人女性が、差別され、ハラスメントを受けたとして、彼を訴えた。先述のカニエの通販サイトも、元締めのShopify(通販サイトプラットフォーム)によって削除された。(朝倉健人)
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