現地時間11日、マーベル・スタジオ最新作『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』(2月14日日米同時公開)のワールドプレミアが米・ロサンゼルスののTCLチャイニーズ・シアターで行われ、主演のアンソニー・マッキー、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)初参加のハリソン・フォードら主要キャストが出席。映画本編の初披露にあたり、現在の思いを語った。
『キャプテン・アメリカ』シリーズ4作目となる本作は、スティーブ・ロジャースの意志を継ぎ、新たにキャプテン・アメリカを名乗るサム・ウィルソン(アンソニー)が、暴走する強大な敵に立ち向かうサスペンス・アクション。サムと対峙する米大統領サディアス・ロス/レッドハルクを、ハリソンが演じている。
キャプテン・アメリカを象徴するブルーのスーツを着こなしたアンソニーは、「この瞬間をずっと待ち望んできました。サムが輝く瞬間が訪れることに興奮しています。皆さんはスリル満点でワクワクするような映画を期待していてください。サム・ウィルソンの活躍を観てもらえることが楽しみで仕方ないです」と念願のサム主役映画に喜びを爆発させる。
レジェンドであるハリソンとの共演について「21年前、ハリソン・フォードが出演する映画で、私はある部屋に入り、一瞬だけ演技をし、次のシーンではトランクの中にいるような役を演じました。それだけが私の役目でした」と過去のエピソードを振り返ると、「そして21年後の今、ハリソン・フォードの隣に立って、彼の共演者だと言えるようになりました。これは本当にアメリカン・ドリームです。自分が尊敬する人物が自分を共演者として受け入れてくれるなんて!」と興奮気味に語った。
新キャプテン・アメリカは、重厚感ある肉弾戦に加えて、翼を駆使した空中アクションも繰り広げる。アンソニーは「この映画は、マーベル映画の愛すべき魅力を凝縮したような作品になりました。つまり、アクションがあり、ハラハラドキドキがあり、ワクワクがあり、すべてが詰まっています。物語のスケールの大きさも伝わってくるでしょう」と自信をのぞかせた。
そして、MCU初参戦のハリソンは「私たちは長い時間をかけてこの映画を製作してきました。そんな本作は本当に満足の出来ですし、ここにお披露目できることを嬉しく思っています」と笑顔。「私が若手の頃、ヒーローを演じるということについてよく質問されたものです。私の答えはいつも決まっていて、“私はヒーローを演じているわけではない。私は一人の男を演じているだけで、その男がたまたま人を助けるために見返りを求めずに行動する瞬間があるだけだ。それがヒーローのように見えるのだ”と答えていました。人はそんな勇姿を目にすると感動するし、心が温まるのだと思います」とヒーロー映画の魅力を熱弁していた。
メガホンを取ったジュリアス・オナー監督は、主演のアンソニーに対して「心、魂、才能、魅力、ユーモア、君は全てにおいて本当に特別な存在です。今日はこの映画と君を祝うためにここにいるが、君ほどの素晴らしい主演俳優がいなければ、今日という日を迎えることはできなかったでしょう。君は我々をここまで連れてきてくれた人です」と熱いメッセージを送っていた。
プレミアには、2代目ファルコン/ホアキン・トレス役のダニー・ラミレス、『インクレディブル・ハルク』からの続投組であるティム・ブレイク・ネルソン(サミュエル・スターンズ役)とリヴ・タイラー(ベティ・ロス役)、新キャラクター・サイドワインダー役のジャンカルロ・エスポジートも出席。会場に駆けつけたファンとの写真撮影やサインに応じ、映画のお披露目を祝った。(編集部・倉本拓弥)
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