女優のアン・ハサウェイ（41）が、2000年代にオーディションで行われていた“相性テスト（ケミストリーテスト）”がどのようなものだったかの実体験を V Magazine に語った。
「2000年代は──これは実際わたしに起きたことなのだけど──俳優間の相性をテストするために、俳優に“他の俳優たちとキスして”と頼むことは普通のことだとみなされていたの。実際、最悪なやり方だと思うけど」と切り出したアン。「わたしは『今日は10人の男性たちが来る。その全員とキスできるなんて興奮しない？』と言われた。わたしは『わたしは何かおかしいのだろうか？ だって興奮しないから。逆に気持ち悪いと思う』と思った」と振り返る。
しかし当時はまだ若く、“難しい女優”のレッテルを貼られると全てを失うことになるとわかっていたため、楽しんでいるふりをして何とかこなしたという。「“無理やり”ではなかったし、誰もわたしにひどくしようとしたり、わたしを傷つけようとしたりはしていなかった。ただそういう時代で、今、わたしたちはよりよいやり方を知っているということ」と冷静に語った。
なお、40歳のシングルマザー・ソレーヌと24歳の人気ボーカリスト・ヘイズの年の差の恋を描いた新作ロマコメ『アイデア・オブ・ユー ～大人の愛が叶うまで～』では、主演のみならずプロデューサーも務めたアン。相手役との相性を見るオーディションでは、俳優たちにヘイズが気に入るであろう曲を選んでもらい、その曲でソレーヌと共に踊って短い即興演技をするという形を取ったと明かしていた。『アイデア・オブ・ユー ～大人の愛が叶うまで～』は5月2日より240を超える国と地域の Prime Video で独占配信開始。（編集部・市川遥）
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