生姜焼きと聞くとお肉料理を想像する人は多いかもしれませんが、魚の生姜焼きもごはんが進みます。特におすすめなのは、旬の鮭・サーモンを使うこと。脂がのり、ふっくらとした鮭を生姜をきかせた甘辛ソースに絡ませると、塩焼きとは違い、今までなかったコクのある味わいに仕上がります。
海外でも大人気の理由とか?
ちなみに、このサーモンの生姜焼き(ジンジャー・サーモン)は海外で日本料理屋さんの定番メニュー。理由は、健康志向で豚肉は控えたい方でも、美容と健康維持に役立つ栄養たっぷりのサーモンだと選択しやすいから。
いつもの塩焼きとは異なり、生姜の香味のおかげで魚臭さも感じず、サーモンを手軽に食事に取り入れやすいメニューなのです。おろし生姜たっぷりのソースなら、体も温まるので、冬場は特におすすめの調理法です。
また、魚が苦手な方や子供でも、鮭なら大丈夫という場合が多いのも確か。さらに旬は秋とはいえ、一年中出回っていて、スーパーなどでも入手しやすい点も大助かりの食材です。
サーモンは「白身魚」だった!
実は、見た目にも食欲をそそってくれるサーモンピンクの身の色の正体は、化粧品などの成分として知られるアスタキサンチン。ベータカロテンやリコピンなどと同様のカロテノイドという色素。
さらに、サーモンピンクの鮭は赤身の魚なのかと思いがちですが、白身の魚に分類されます。白身の魚だけれども、アスタキサンチンの赤色色素を含むことでサーモンピンクになるという訳です。
そんな鮭の生姜焼きは、時間をかけずにメインの一皿を作りたい時にもおすすめ。野菜のソテーなどをそえると栄養面でも◎。甘辛ソースでご飯が進むジンジャー・サーモンをこの秋はぜひ味わってみてください。