仕事で残業が続き、年末に向けて「もう本当に忙しい!」という人も多いのではないでしょうか。しかし11月23日は勤労感謝の日。周りの人に労いの言葉をかけるのと同時に、日頃頑張っている自分も労ってあげたいものです。
疲れが溜まるとお酒に走る、チョコやアイスが無性に食べたくなる・・・うんうん、それよく分かります。でもちょっと待って!それで本当に疲れがとれるのでしょうか。お酒もスイーツも実際には体の負担となり、睡眠を浅くしたりイライラを増大させたりしてしまいます。そこで今回は疲労やストレスを緩和する栄養素と簡単レシピを紹介します。
疲れやストレスを緩和する栄養素は、ビタミンC・ビタミンB群・カルシウム・マグネシウム・タンパク質・トリプトファンです。
お家で簡単に出来るおすすめメニュー
■マグロ&納豆丼
マグロも納豆もタンパク質が豊富です。ストレスを感じると副腎皮質ホルモンや神経伝達物質が分泌され、ストレスから身を守る働きがあります。その原料となるのがタンパク質です。また、ムチンが豊富な山芋やおくらをプラスすると、タンパク質の消化吸収を助けます。
■ブロッコリーとじゃこのサラダ
ブロッコリーはビタミンCたっぷり。ストレスにより副腎皮質ホルモンが大量に分泌されますが、このホルモンの生成に必要なのがビタミンCです。じゃこは神経の興奮を抑えるカルシウムが豊富です。
■豚肉のつけそば
豚肉にはビタミンB1が豊富。ビタミンB1が不足すると糖質が効率よく消費されないため、疲労感が増します。そばは血液中のカルシウム量を調節するマグネシウムが豊富です。さらにねぎが入れば◎。ねぎのアリシンがビタミンB1の吸収を助けます。
コンビニで選ぶならこれ!
バナナ、ヨーグルト、チーズ、豆乳、ナッツ類は小腹が空いた時におすすめ。心を落ち着かせるセロトニンの原料となるトリプトファンが含まれます。茹で卵、枝豆、冷奴、蒸し鶏のサラダ、豚汁、納豆巻きなどもトリプトファン補給におすすめですよ。
上記で紹介したものは1から料理をする時間がなくても、コンビニの冷凍食品や惣菜コーナーで入手しやすいはず。サラダに茹で卵をのせたり、トマトスープにブロッコリーをちょい足ししたり、アレンジを加えても時短で体と心にやさしく食べられます。
お疲れなあなたへ、少しでも心と体が休まるよう願っています。
(テキスト: 松原 郁実)