ご存じの通り、柿には甘柿、渋柿がありますが、ちょっと意外に干し柿には渋柿の方が向いています。干すと渋柿はより糖度が高くなり、美味しくなると言われています。スーパー等でも特に地場産コーナーのあるところでは、たくさん渋柿が取り扱われており、10個程入って300円程度で売られています。干し柿を買うと割高になるので、自分で作った方がお得。お休みの日には家族総出で干し柿を作るのもオススメです。
干し柿の作り方
<①皮を剥いて下処理>
渋柿は柿のヘタに枝を残した状態で売られているのは気づいていますか?これは干す時に使うので、誤って切り落とさないように気を付けましょう。
最初は柿の皮を剥きます。気になる人は焼酎を吹きつけたり、熱湯にくぐらせるなどして消毒をしておくとカビが生えにくくなり安心です。そのままでも、湿気の少ない季節なのでカビは生えにくいはず。
<②外に干すだけ!>
準備ができたら、適当な間隔を取りながら柿の枝に紐を巻きつけていきます。洗濯物を干す場所と、柿を干す場所が同じになってしまう場合には、ハンガーに3~4列ずつ吊るすように作ると数に限りはありますが、洗濯物の邪魔にならずに干せますよ。ちなみに、洗濯と同じように、雨の日には取り込みましょう。
また、ザルに広げたり、乾物ネットを利用してもOKです。その場合、太陽の光がまんべんなく当たるように時々裏返しましょう。段々と柿が黒ずんでしぼんできます。2週間程度で美味しい干し柿に変身!
※市販品のように酸化防止剤を使っていないので、黒く変色しますが味には全く問題ありません。
干し柿を使ったスイーツ
干し柿はそのままでも十分美味しいのですが、種を取り除き、干した柚子の皮を挟んだり、胡桃を入れるだけでもお手軽でとってもおしゃれな和のスイーツに。
その他、干し柿にクリームチーズやマーガリンをサンドするのもおすすめ。また、ケーキやゼリー、トーストにのせたり、スプレッドにINしたりするなど、活用範囲もすこぶる豊富です♪