ピリッとしたほのかな辛味が特徴の「ルッコラ」の旬は10月から12月。鮮やかな緑色も美しく、葉物野菜が少なくなる冬場には貴重な存在です。付け合わせやサラダにするのは一般的ですが、それ以外の調理法で量もたっぷりいただける、冬が旬のルッコラが主役のレシピを紹介します。
加熱すればマイルドに!
ルッコラと言えば、まずはサラダやステーキなどの付け合わせが思い浮かびます。ルッコラはイタリア名で、イギリスなどではロケット (Rocket)、アメリカではアルグラ (Arugula)と呼ばれます。また、苦みが少なく、柔らかい若葉のうちは、「ベビーリーフ」の名でサラダミックスなどとして販売されています。
辛味や苦味を味わえるルッコラは大人向けの野菜ですが、加熱して食べるとマイルドになると同時にかさもぐっと減り、たくさん食べることができます。
「ルッコラご飯」からソテーまで
加熱をしても緑の色鮮やかさを活かせるおすすめ調理法は、ルッコラをバジルの代わりに使うジェノベーゼ。パスタはもちろん、お肉やお魚のソテーなどのソースにしたり、パンなどをディップしても◎。フードプロセッサーで混ぜるだけで簡単にできます。
刻んで混ぜるだけの簡単ルッコラご飯は、翡翠色が美しく、おもてなしにも最適の一品。シーフードリゾットもルッコラのぴりっとした風味をたっぷり盛り込むと、見た目も味も爽やかな仕上がりに。ルッコラの栄養素を引き出し、吸収率をアップしてくれるオリーブオイルソテーも、魚介類やハム、ベーコンやお肉などをプラスすれば立派なメインディッシュになります。さっと鍋にくぐらせていただくしゃぶしゃぶやお鍋にもルッコラを使えば、いつもとは違ったちょっとオシャレな演出ができますよ。