和食で人気のメニューと言えば肉じゃが。「肉じゃが=お袋の味」とも言われているように、日本男児の愛する料理ですね。そんな肉じゃがを始めとする、和食の味付けには「さしすせそ」という基本があります。この「さしすせそ」をマスターして、「得意料理は和食です!」と言えるようになりましょう♪
和食の基本「さしすせそ」とは?
和食を味付けするときの基本になる調味料に「さしすせそ」というものがあります。聞いたことがある人も多いのでないでしょうか?
その調味料とは、
さ・・・砂糖
し・・・塩
す・・・酢
せ・・・醤油
そ・・・味噌
のことです。
そして、この「さしすせそ」には、を入れる時の順番にポイントがあり、それは「さしすせそ」の順に入れることです。これは「味の染み込みやすさ」と「風味を活かすこと」を考慮した順になっています。
砂糖と塩を比べると、砂糖の方が塩より分子量が大きく、食材に味が染み込みにくいため、砂糖を塩より先に入れることで、砂糖の味をしっかりと食材に染み込ませることができます。
また、醤油や味噌はあまり煮込みすぎると風味が飛んでしまうことにつながるので、最後の方に入れます。
この順番は、肉じゃがだけでなく多くの和食作りに共通します。また、「さしすせそ」のすべての調味料を使用しなくても、この順に入れることが基本となるので、ぜひ覚えておきたいポイントです♪
関東と関西ではお肉に違いが!
「肉じゃが」とひと言で言っても、使う食材や味付けはさまざまで、一般的には、関東では豚肉を使用し、関西では牛肉を使用しているという点が大きく異なります。同じように味付けしても、肉の種類が違えば味も異なります。
「関東出身の彼なら豚肉」、「関西出身の彼なら牛肉」を使って肉じゃがを作ってあげれば、きっと喜んでくれるはずです。
(テキスト: 管理栄養士 若子 みな美)