6月に入り、あちこちの店頭で、旬の梅の実を見かけませんか。同時に、瓶やかめに干すための竹ざる、塩やホワイトリカーなど梅しごとにかかせない道具も同時に並びます。
保存方法を押さえ、「梅しごと」を楽しみましょう!
「梅しごと」。やさしい雰囲気の素敵な言葉ですね♪その年に収穫した梅酒や梅干などをつくることを、梅しごとというそうです。
冷蔵庫などなかった昔の人々は、いろいろな知恵をしぼって食べものを長く保存できる方法を見つけてきました。
そんな先人の知恵を活かし、ご家族やお友達と集まって梅しごとを楽しみましょう♪
1)「塩」で保存
塩には水分を奪う性質があります。食材の余分な水分が奪われるので長期保存ができます。
塩で保存する代表が「梅干し」です。ガラスの瓶や、陶器のつぼなどなくても、ジッパー式保存袋を使えばお手軽に梅干しを漬けられます!
2)「砂糖」で保存
砂糖にも塩と同様に食材の水分を奪う性質があり、そのため長期保存に優れています。
煮詰めてジャムにもなりますし、砂糖漬けにも◎ 砂糖漬けの梅は、夏の贅沢なスイーツに♪よ~く冷やして召し上がれ!砂糖漬けから出たシロップは、ソーダや水割りにして楽しみましょう。
3)「アルコール」で保存
果物などをアルコールと一緒に漬け込むことにより、長期間保存することができる保存方法です。
カクテルなどに使うリキュールと呼ばれるものもその例です。梅酒は日本の代表リキュールですね♪ 漬け慣れてくると、お好みの甘さで漬けることができますよ。
4)「酢」で保存
酢に含まれる「酸」でも保存性を高めることはできます。梅の実を酢と砂糖でつけた梅サワーには、暑い夏に嬉しいドリンクですよ!
いかがでしたか。是非楽しい「梅しごと」ライフにチャレンジしてみてください♪
(テキスト: 山本 和枝)