夏になると食べたくなるのが、ゼリーや寒天などの“ひんやりスイーツ”ですよね。フルーツゼリーやコーヒーゼリーなど、種類も豊富で気分に合わせて楽しめます♪ しかし、ゼラチンを使えば良いのか寒天を使えば良いのか、悩んだことありませんか?
動物性のゼラチンは口当たりバツグン!
ゼラチンとは、牛や豚などのコラーゲンを粉状や板状にしたものです。ゼラチンは体温で溶ける性質があるため、口に入れた瞬間とろけていき、食感がとっても良いんです!そのため、ゼリーだけでなく、ムースなども作ることができます。
しかし、夏場のキッチンやダイニングの気温でも溶けてしまうことも。食べる直前まで冷蔵庫に入れておくのが◎ですよ。
お菓子作り売り場には板ゼラチンや粉ゼラチンが売られていますが、粉ゼラチンの方が使いやすくておすすめです。
ゼラチンを溶かす時は、沸騰させないようにしましょう。沸騰させてしまうと、固まる力が弱くなってしまいます。ひんやりスイーツを作る時には温度管理が大切なので、料理用の温度計があると便利です。
植物性の寒天は扱いやすい!
寒天は海藻を原料としていて、固まる力が強いので、少量で固めることができます。ゼラチンのように体温では溶けないため、食感はやや硬めです。牛乳寒天やようかんなどによく使われます。形がくずれにくく溶けにくいので、クラッシュゼリーなどを作る時にもおすすめです。
寒天にも、糸寒天・棒寒天・粉末寒天と種類がありますが、粉末寒天はふやかす必要がなく、そのままに溶かせば使えるのでとっても使いやすいです。寒天を使う時は、しっかりと沸騰させて使いましょう。砂糖を入れると、離水することを防止できますよ。
(テキスト: 管理栄養士 若子 みな美)