朝食を食べることはダイエットに良いのか悪いのか、どちらの説もありますが、基本的には食べたほうが良いと言えます。
朝食を食べることで得られるメリットは?
①血糖値の急上昇を抑える
長く空腹になればなるほど、次の食事で急激に血糖値が上がりやすくなり、脂肪になりやすくなります。また、昼食を食べ過ぎる原因にもなります。
②栄養バランスが整いやすくなる
また食事回数は、2回よりも3回の方が色々な食材を食べやすくなり、栄養バランスが整いやすくなります。
③脳が働きやすくなる
脳はブドウ糖からエネルギーを得てます。ブドウ糖がない場合は、脂肪や筋肉を分解してエネルギー源を得ることができますが、朝食を食べたほうがしっかり脳が働きやすくなると考えてよいでしょう。
④排便リズムが整いやすくなる
朝食を食べることで腸が動き、排便がスムーズになります。腸の状態を良くすることはダイエットにも美容にも良いことですので、ダイエット中はとくに、排便リズムを整えることが大切です。
取りたい栄養素と朝食の量、食べるタイミング
朝食は1日のうちで最も消費されやすいので、昼や夜より比較的多めに食べるのもよいでしょう。とはいえ、その分昼と夜の量を気を付ける必要があります。
栄養素はバランスよく食べるのがもちろん良いのですが、朝は忙しかったり時間がなかったりするので、色々なものを食べることが難しい場合もあります。
朝食べられなかったものを、昼や夜に食べるようにすると、1日の中でバランスが整いやすくなります。
ダイエット中のオススメ献立
ダイエット中は、脂質が多くなりがちなパンよりもご飯を選び、和食中心の方が低カロリーに抑えやすくなります。
朝忙しくてササッと済ませたい方は、コーンフレークやバナナなどを食べるのもよいでしょう。菓子パンなどで済ますことはあまりよくありません。
乳製品なども朝のうちに取るのがおすすめです。カロリーの気になる方は、無脂肪乳や低脂肪ヨーグルトなどを選ぶとよいでしょう。
果物は果糖が多く太るイメージもありますが、朝食で食べれば、エネルギーとして消費されやすいので、朝食で食べるのもおすすめです。
(テキスト: 管理栄養士 岡田 あや)