爪の成分は・・・?
固くて透明感のある爪。実は皮膚が角化したもので、手足の指先を守る働きがあります。爪はタンパク質の一種である「ケラチン」が主成分です。ケラチンは髪の毛の主成分でもあります。
こんな爪は栄養不足の証拠?!
爪が薄い、表面がぼこぼこしている、白っぽい、へこんでいる・・・など爪に関するお悩みは意外と多くその原因のほとんどは食生活にあると思われます。
極端なダイエットをして栄養が不足していると爪が薄くなったり、もろくなったりする原因となります。また、爪が白っぽくなっていたりスプーンのように真ん中がへこんでいたりすると「貧血」の可能性があります。女性は月経により鉄分を失いやすい状況にあるため注意が必要です。
爪が割れやすい原因としては栄養不足や貧血以外に「乾燥」も原因の一つとして挙げられます。この場合はハンドクリームやネイルクリームなどで外側から保湿をすることも対策となります。
美爪を作るためには食生活を見直そう!
健康的な爪とは、薄いピンク色をしており、表面に艶がある状態です。
爪は健康のバロメーターです、綺麗な爪を作るためには食事を整えることから始めましょう。
全体を通してバランスの良い食生活を心掛けることが大切ですが、特に以下の栄養を欠かさないように注意が必要です。
・タンパク質
爪の主成分でもあり、肉や魚、豆類、卵などに多く含まれます。
・鉄
綺麗なピンク色のバロメーターともなります。レバーや赤身の肉・魚、貝類やほうれん草などにも含まれます。
・ビタミンA(βカロテン)
粘膜の潤いを保つ栄養素です。緑黄色野菜に多く含まれます。
・ビタミンB群
爪の代謝に関わります。豆類や雑穀などの穀物、豚肉にも含まれます。
体の健康を知るためには爪を見ることも一つの手段です。ネイルを欠かさずに行っている人はメンテナンスの度に自爪のチェックを行うことをオススメします。
お肌も爪も、髪の毛も艶があり健康的な美しさを作るために、まず食生活を基本とした生活習慣を見直すことから始めてみませんか。
(テキスト: 管理栄養士 磯村 優貴恵)