夏野菜のきゅうり、トマト、なすなどに比べ、寒い時期に旬を迎える大根、にんじんなどの根菜類は、皮を除いて食べることが多いので、生ごみの量も増えるのをお気づきでしょうか?面倒な生ごみの処理…いっそのこと、皮や葉の部分も、美味しく調理して食べてみるのはいかが?
今が旬の大根や人参の皮は、渋みもないのでそのまま使えます。千切りにして酢の物に加えたり、みじん切りにしてチャーハンの具にしてもおいしいです。
大根の葉は、刻んで塩もみすれば、ちょとした箸休めの一品に。青菜炒めのように使ったり、お味噌汁の具としても◎。
旬の果物の一つである柿は、皮の近くがとても甘いので、きんぴらに加えたり、天ぷらにすると柿の優しい甘さが楽しめます。
皮や葉を使うメリット
・生ごみが減らせる
皮や葉でいっぱいになってしまう三角コーナーがすっきりします。
・彩りがきれい
野菜や果物の皮や葉は、鮮やかな色が多く、料理に加えることで彩りを添えてくれます。
・節約になる
食材として使えば、美味しくかさ増しにもなります。
皮や葉をおいしく調理するポイント
野菜や果物の皮には、土や残留農薬などが付着していることがあるので、流水で丁寧に洗いましょう。
アクや渋みが気になるときは、水に浸けたり、何度か水を変えて茹でる、茹でこぼしをして、アクを除きます。
葉や茎の根元には土が残りやすいので、ため水の中で爪楊枝などを使ってかき出すときれいに除けますよ。
今まで捨てていた方も、この機会に使ってみてはいかがでしょうか?
(テキスト: 宇田川 みさき)