生食用と加熱用の違い
牡蠣を買いに行くと「生食用」と「加熱用」の2種類があり、どちらにするべきか迷うこともあるかと思います。この2種類は鮮度の違い!?と思いがちですが、実は「指定海域の違い」なのです。「生食用」は保健所が定めた海域で採れた牡蠣で、その他は「加熱用」として販売されます。
牡蠣はその海域の様々な成分を含んでおり、その中には様々な菌も含まれます。「生食用」はその名の通り生で食べることを前提としている為、滅菌洗浄等を行うのに対し「加熱用」は調理の際加熱することで菌を殺菌することが可能なので、きれいに洗浄したのちに出荷されます。
そのため、生で食べる時は「生食用」、加熱して食べる時は「加熱用」と、メニューに合わせて適切な牡蠣を選び調理をしてくださいね。
不十分な加熱にも要注意!
生食用と加熱用の牡蠣の違いが分かったところで、気を付けたいのが「加熱用牡蠣の不十分な加熱」です。牡蠣は火がしっかり通るまでに十分に加熱してくださいね。(※1)
(テキスト: 西島 槙)
(※1)『農林水産省』 「ノロウィルス」
http://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/foodpoisoning/f_encyclopedia/norovirus.html (2017.10.10アクセス)