食べる速さは、子どもにどんな影響がある?
食べるのが速い子は、よく噛まずにまる飲みしてしまうことで胃腸に負担がかかり、消化不良や腹痛を起こしやすくなります。また、早食いは肥満になりやすいこともわかっています。(※1)
食べるのが遅い子は、小食になりがちで、それが習慣化すると、活動するためのエネルギーや成長に必要な栄養が不足してしまいます。家ではゆっくり食べられても、時間の決まっている幼稚園や学校の給食ではそうはいきません。集団生活の場合、時間内に食べ終えることができず、後の予定が遅れるなど、周囲に影響が出てしまう場合もあります。
食べるのが「速い・遅い」の原因
食べるのが速い子は、ひと口の量が多い、食材をよく噛まずに食べているなどが原因のひとつです。よく噛まずに飲み込んでしまうと無意識に食べるスピードは速くなります。また、1人で食事をすることが多い子どもも、会話をせず黙々と食べることになるため早食いになりがちです。
食べるのが遅い子は、食事の時間にお腹が空いていない、ひと口の量が少ない、遊びなど他のことに興味が向いてしまっている、そもそも食に興味がないなどの原因が考えられますが、性格のマイペースさや、唾液の量が少ないなど元々の体質が関係することもあります。
どのようにすれば改善できる?
食べるのが速い子には「よく噛む」ことを意識させましょう。食材は大きめに切り、やわらかくし過ぎず歯ごたえを残せば、自然と噛む回数が増えます。ひと口の量が多い子は、小さめのスプーンやフォークを使うのがおすすめです。家族と楽しく会話しながら食べるのも、早食いの改善に繋がる可能性もあります。
食べるのが遅い子は、まず食事に集中できる環境を整えましょう。テレビやおもちゃなど気が散る原因を取り除き、食事の時間に空腹になるよう生活リズムを見直すことも大切です。食事量は多くし過ぎず、30分位で食べきれる量を。「全部食べられた!」という達成感の積み重ねで、食に対する興味や意欲をUPさせましょう。
おすすめレシピ
食べるのが速い子には、噛み応えのある食物繊維が豊富な食材の入った料理がおすすめ。食材は子どものひと口サイズよりも大きめにカット。れんこんや人参で根菜の煮物や、ざく切りにしたキャベツときゅうりのサラダ、きのこや海藻類をたっぷり入れた汁物も良いですね。
食べるのが遅い子には、ご飯に野菜炒めと目玉焼きをのせて丼にしたり、ハンバーグやチキンライスなどをワンプレートにしてお子様ランチ風にするのも食べやすくおすすめです。
(テキスト: 管理栄養士 板垣 好恵)
(※1)『厚生労働省』「早食いと肥満の関係 -食べ物をよく「噛むこと」「噛めること」」
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/teeth/h-10-002.html
(2018.3.3アクセス)
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