ぶり大根の美味しさは、何と言っても柔らかく味が染みた大根と、臭みがないぶりの脂が染み出た煮汁ではないでしょうか。
そのためには、下処理やじっくり時間をかけて煮込むことが大切です。
基本のぶり大根
ぶりに塩をふり、少し置いてから熱湯を回しかけ、冷水につけて血やうろこなどを除きます。
大根は厚めに切り、米のとぎ汁で下茹でします。
下処理したぶりと大根を水と多めの酒、砂糖、生姜などと一緒に煮て、アクを取りながら柔らかくなるまで煮ます。
その後、醤油、みりんなどで調味し、さらに煮込みます。
時短テクで気軽に挑戦
短時間で柔らかく仕上げるには、大根を薄めに切ったり、電子レンジで予め加熱しておくのもよいでしょう。
圧力鍋を使えば、煮込み時間を短縮することもできます。
調味料をはかる手間を省きたいときは、めんつゆを使うこともできます。
いつもと違った味付けも
煮汁に味噌や醤油麹などを使うと、いつものぶり大根よりも濃厚な仕上がりになります。
お酒にも合いますし、白ごはんが進む味付けなので、育ち盛りのお子さんがいる家庭にもオススメです。
茶色く地味な見た目になりがちなぶり大根ですが、別茹でした青菜や針生姜、柚子などを添えれば、目を惹く一品になりますので、ぜひお試しください。
(テキスト:宇田川みさき)