「香り松茸、味しめじ」と言われますが、「なんちゃって松茸」レシピになくてはならないのが、永谷園を代表するロングセラー商品「松茸の味お吸いもの」です。かつおの旨みとほどよい松茸の香りを活かして、お吸いものだけでなく、だしの素のようにいろいろなアレンジ料理に使えてとっても重宝。
歯ごたえのある松茸の食感はエリンギや本しめじを使うことで再現します。松茸よりおいしいのではと思わせる「なんちゃって」を超えた一皿を作ってみましょう。家計にやさしいのもうれしいですよね。
発売当初からアレンジアイディア多数
高価な松茸の風味を手軽で簡単に再現できる「松茸の味お吸いもの」が誕生したのは1964年。日本中が沸いた東京オリンピックの年です。松茸の風味作りが開発プロセスの中でもやはり最難関だったそうです。松茸風味のベースとなる調味顆粒がうまく粒状にならなかったり、お湯を注いでも溶けなかったりと、試作が難航したとか。
実は、発売当初からすでに「餅を入れて雑煮感覚」とか「炊き込みご飯に」などのアレンジレシピのアイデアをテレビCMで提案していて、永谷園のサイトでも多くの活用レシピが紹介されています。
ふりかけ替わりにご飯に混ぜれば、すぐにできちゃう松茸ご飯風おにぎり、松茸そっくりの風味と食感のエリンギのソテーを添えたチキン、いつものソースにひとひねりしたキノコのクリームパスタ、すぐできて夜食にぴったりの茶碗蒸し雑炊は、いずれも優れた時短レシピです。松茸を型どった香料入りの「松茸麩」を加えることで松茸の香りが加わった豆腐のれんこん蒸しも、ほっこり秋を感じさせてくれますよ。