スルメイカは、昔から日本で親しまれてきた食材のひとつです。煮てよし、焼いてよし、生でよし、さらに干物にしても旨味が増すし、安価で保存もきいて大変よしと、庶民生活に欠かせない食材です。
他のイカ類と比べて、スルメイカは身が固めで、旨味もあまり強くないので、刺身よりも、干す一手間を加えたり、塩麹などで下味をつけて焼いたり、煮たりなどの調理法が旨味を引き出せます。ただし、加熱し過ぎると固くなるので、最後に加え、火が通ったら火を止めます。冷ましながら味が染み込みやすくなります。
新鮮なイカを見分けるポイントは、目が澄んだ黒であることです。表皮の色がはっきりと残っていて、足の吸盤に触れたとき吸い付くのが新鮮なものです。新鮮なうちにそのままの状態で冷凍しておくこともできますが、さばいてからラップに包み冷凍しておけば、使い勝手がとても良くなります。さばき方のコツは、写真入りで説明している「いかししとう」のレシピをご覧くださいね。
さばき方をマスターすれば、色々な料理に使えますよ。新鮮なスルメイカが手に入ったら、ぜひ試してみてください。