イチョウは1億5000万年前からその姿かたちを変えていない「生きた化石」と言われています。そんなイチョウの実、銀杏。銀杏は焼いて少し塩をふるだけで、秋の到来を感じつつおいしくいただけます。コクがあって、後からくるほのかな苦味がたまりません。小さな実ですが、秋を感じさせてくれる食材ですね。そんな銀杏の保存方法を紹介します。
銀杏の保存方法
【常温保存】
・直射日光の当たらない、風通しのよい涼しい場所
・新聞紙に包み保存
・密封にしてしまうとカビが発生する危険性がある
・1週間程度ならOK
【冷蔵保存】
・湿らせた新聞紙に包み保存
・新聞紙が乾いたら、新しい湿らせた新聞紙と交換する
・実が黄色くなってくるので、青い状態で食したいならば2週間以内に食べきるとよい
【冷凍保存】
・下処理(茹でたり炒ったりして、カラと薄皮をむいた状態に)する
・ラップに小分けに包み、密閉袋に入れて保存
・使用する際は、解凍せずに調理可能
※カラつきのままでも冷凍保存できますが、中身がかたくなる可能性があります。下処理をしてから冷凍保存すると、使用する際にも便利なのでおすすめです。
銀杏中毒に注意!
銀杏の食べすぎには注意が必要です。ビタミンB6の摂取を妨げてしまう中毒成分が含まれているので、食べ過ぎると鼻血や下痢、けいれんなどを引き起こします。この中毒成分は熱に弱く、炒ったり茹でたりすることで減少します。大人はこの成分を解毒する酵素を持っていますが、大人は10個程度、子供は5個程度にとどめておくとよいでしょう。また幼児は解毒能力が弱いので特に注意が必要です。