アメリカ人が大好きな「ポテトスキン」は、ベイクドポテトにチーズやサワークリーム、ベーコンなどをトッピングしたボリューム満点のフィンガーフード(おつまみ、前菜)です。ポテト、チーズ、ベーコンなど、アメリカ人の大好物が一度にいただけるということもあり、スポーツバーなどの定番メニューです。イギリスでは、皮を器ならぬ「服」に見立てて、「ジャケット・ポテト」と呼ぶそうです。
最近ベジタリアンの間では、じゃがいもにかわり、スイートポテト(さつまいも)を使ったポテトスキンがトレンドだそう。日本ではスイートポテトと言えばスイーツですが、アメリカではじゃがいも同様、チーズや野菜を載せていただくお食事系メニューです。皮にも栄養がたっぷりなので、余すところなく、皮までいただくのがポイントだとか。また、皮までは食べませんが種を取って半分にしたアボカドに生卵を入れてオーブンで焼いたアボカドカップもトレンディーな朝食メニューとして登場しています。日本産よりかなり太いキュウリなども筒型に切ってくりぬき、サラダなどを詰めて器ごといただく前菜も気が利いていると人気だそう。
皮を器に見立てるのは、懐石料理などでも使われる日本人も得意なテクニックですが、海外のレシピを参考に、じゃがいもだけでなく「スキン」(皮)を容器として使うおしゃれなおもてなし料理を作ってみませんか?