体を引き締めるために欠かせないのが「運動」。
ランニング、ピラティス、ヨガ、ウエイトトレーニングなど選択肢はたくさんありますが、気になるのはやはり「効果」ではないでしょうか。
女性の多くが悩むのは「あんまり頑張りすぎるとムキムキになってしまうのではないか・・・」ということ。しかし、女性が男性のようにムキムキの身体になるのは相当大変な事なのです!
「筋肉がつく」はホルモンのおかけだった!
その理由はホルモンバランスにあります。ムキムキの筋肉がつくのは男性ホルモンの一種であるテストステロンの働きによるもので、女性はほんの少ししか持ち合わせていません。
そのため、男性と同じトレーニングをしても女性の方が筋肉はつきにくいのです。つまりきちんとトレーニングを行うことでしなやかな筋肉がつくというわけです。
ここで曲線美を作るためのポイントを3つご紹介します。
①トレーニングの頻度
まずはトレーニングの頻度です。筋肉は鍛えることで筋細胞が破壊され、それが修復されるときにより丈夫になって「筋肉がつく」のです。※1
そのため、筋肉の修復時間を考慮し、トレーニングは2日~3日に1度のペースがおススメです。
②食事管理
2つ目は食事管理です。
しなやかな筋肉を作るためには、エネルギー源になるものとそれを代謝する働きのあるものの両方をきちんととることが大切です。
エネルギー源となるものにはご飯やパン・麺類などの炭水化物、肉・魚・豆・卵などのたんぱく質、オリーブ油やバターなどの脂質です。特に筋肉はたんぱく質でできているため、たんぱく質源をしっかり摂り、お肉を食べる際は脂身の少ない胸肉やささみ、ヒレ肉など赤身の部位を選びましょう。
代謝に必要な栄養素の中でも特に必要なのがビタミンB群です。ビタミンB群の中でもビタミンB1は炭水化物、ビタミンB2は脂質、ビタミンB6はたんぱく質の代謝をスムーズに行い、肉、魚、雑穀、豆類などに多く含まれています。これらはエネルギー源にもなる食材なのでまさに栄養たっぷりの優秀食材なのです。
全て手作りするのは難しい・・・という方は、胚芽米をベースにお好みの雑穀をプラスするだけでも栄養価がぐっと高まりますよ。
③十分な睡眠
3つ目は「睡眠」です。
筋肉は成長ホルモンの分泌が盛んになる22時~深夜2時の時間帯に作られます。しっかりと運動・食事を行ったら、ぐっすりと眠ることでより効率よく筋肉をつけることが出来るのです。
(テキスト:磯村 優貴恵)
※1 『厚生労働省』「筋力・筋持久力」 https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/exercise/ys-092.html