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胃もたれする?食の好みが変わったと感じたら、年齢に見合った食事をしよう!

楽天レシピ デイリシャス 2015年9月21日 18時0分

若いころは揚げ物や脂の多いお肉が大好物だったのに、年をとると胃がもたれてしまうようになったということはありませんか?

これは、加齢により胃粘膜を保護する胃粘液の分泌量が減り、胃の動きが鈍くなることによっておこります。また、加齢とともに基礎代謝量が下がり、エネルギーの必要量も減るため量も食べられなくなります。

基礎代謝とは、生命維持のために何もしていなくても消費するエネルギーのことで、男性は18歳、女性は15歳くらいをピークに年齢ともに低下していきます。このため、若いころと同じ食事をしていても消費エネルギー量が少なくなるため太りやすくなってしまいます。

年を取ると量を増やす必要がある栄養素もある!

しかし、加齢とともにすべての必要な栄養素が少なくなるのかといえばそうではなく、年齢に応じた必要な栄養素を満たさなくてはならないので、年齢に見合った食事をすることが大切です。

特に閉経を挟んだ前後10年間の更年期といわれる時期の女性は、卵巣の働きが衰えるためエストロゲンという女性ホルモンが減少し、骨からカルシウムが溶け出すのを防げなくなるため、骨粗しょう症のリスクが高まります。

また、エストロゲンはコレステロールを調節する働きがあるため、エストロゲンが減少することによってコレステロールが増え、体質が変わることによって更年期女性は太りやすくなると言われています。

骨の健康に重要な「カルシウム」と「ビタミンD」

更年期の女性は骨粗しょう症予防のために、カルシウムとビタミンD、ビタミンKを多く摂らなければなりません。
骨の材料となるカルシウムを多く含む食品としては、牛乳やチーズ・ヨーグルトなどの乳製品、豆腐や納豆などの大豆製品、桜えび・ひじき・しらす干しなどの魚介類や海藻類などがあります。

カルシウムの吸収を助けるビタミンDを多く含む食品は、鮭やさんまなどの魚介類、きくらげ・しいたけなどがあげられます。また、日光に当たることによって体内で合成することができます。

骨が作られるのをサポートするビタミンKを多く含む食品には納豆、ブロッコリーやほうれん草・小松菜などの緑黄色野菜があります。これらの食品を多くとることを心がけましょう。

70歳以上の高齢期の場合は、食事量が減り必要なエネルギー量がとれないと、生活の質を低下させるため注意が必要です。

(テキスト:桑原 典子)

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