妊娠中は体重管理に気を付けなくてはいけないと聞いたことがあるのではないでしょうか?
でも、妊娠中だけではありません!妊活中も体重コントロールが重要です!
まずは自分の肥満度を知りましょう。痩せすぎ太りすぎを判断するのに使うのが、BMIです。「体重(kg)÷(身長(m)×身長(m))」で計算される肥満度を表す指数になります。18.5以下が痩せ、18.5~25未満が標準、25以上が肥満とされています。
痩せすぎのは、胎児にもママにも栄養が足りない状態!
痩せすぎだと妊娠するのにどのような影響があるのでしょうか。BMIが18.0以下になると女性ホルモンが作られにくくなり、月経が止まったり、排卵が起こらなくなる可能性があります。
これは、痩せすぎのまま妊娠すると胎児に栄養がいかないだけでなく、ママ自身の体に大きな負担がかかると脳が判断し、自分の身を守るために生命維持を優先して排卵をコントロールしているんです。月経周期が乱れている方は要注意ですよ。
妊活で摂りたい栄養素
では、妊活中の方にぜひ摂って欲しい栄養素をご紹介します。
まずは、「葉酸」です。妊活、妊娠、授乳で大切な栄養素です。健康な卵子や精子を作ったり、子宮の状態を良くしてくれる効果があります。
また、妊娠初期に重要な赤ちゃんの神経管閉鎖障害のリスクを軽減してくれるので、妊娠する前から積極的に摂るようにしましょう!
葉酸は緑色の野菜や納豆、海草類に多く含まれています。ほうれん草やブロッコリー、アボカドなどがオススメです。葉酸は水に溶けやすい性質があるので、生のままか汁ごと飲めるスープやポタージュにするのがオススメですよ。
次に、「ビタミンE」です。排卵に関わる女性ホルモン(エストロゲン)の分泌を高めてくれます。ビタミンEは油脂類、ナッツ類、魚卵、キウイなどに多く含まれています。
おすすめはあの森のバター!
葉酸とビタミンEを含むオススメの食材は「アボカド」です!女性は好きな方も多いのでは?1回に食べられる量も多く、切ってすぐ生のままでOKなので手軽ですよ。調理のアレンジもたくさんあるので、油と一緒に食べるのもGOOD!
ただし、アボカドは森のバターと呼ばれるようにカロリーや脂質が他の果物に比べると高めです。食べ過ぎには注意しましょう。
赤ちゃんの為に、自分自身の為に、急激なダイエットは控えましょう。
(テキスト:上野 知佐)