こんにちは!管理栄養士の中村りえです。
春野菜である新玉ねぎはこの時期だけの楽しみ。みずみずしく、辛みが少ないのでサラダなど生食でも楽しめるのが特長です。
ただ、水分が多くて傷みやすい新玉ねぎは早めに使い切るのがおすすめ!もし使い方に悩んだら、色々な料理に使える「万能ソース」にして楽しむのはいかがですか?
今回はサラダのドレッシングや肉料理のソース、つけダレなどなど…色々な使い方ができる新玉ねぎを使った万能ソースのレシピと、そのソースを使って作る「アジの南蛮漬け風」レシピをご紹介します!
新玉ねぎ万能ソースのおすすめポイント
新玉ねぎ万能ソースは、サラダ、肉料理、魚料理など様々な料理に使うことができる便利な自家製調味料です。
新玉ねぎの甘さにしょうゆの香ばしさが加わって食欲をそそる他、お酢を入れることでさっぱりとした後味になり、ドレッシングとして使うこともできます。
新玉ねぎ特有の香りは硫化アリルという成分によるものですが、この硫化アリルはコレステロールの代謝を促し、血液をサラサラにする作用があります。
硫化アリルは熱に弱いのですが、新玉ねぎソースは加熱せず作るため、栄養素を損なうことなく摂取できます。
新玉ねぎ万能ソースの活用方法は?
新玉ねぎを使った万能ソースの主な活用方法はこちらです。
・グリーンサラダ
洗ったレタスに万能ソースをかける、簡単グリーンサラダ。生ハムやカッテージチーズなどを加えてアレンジを楽しむのもおすすめです。
・冷しゃぶサラダ
茹でた豚肉に万能ソースをかければ即席冷しゃぶサラダに。新玉ねぎに含まれる硫化アリルは、豚肉に含まれるビタミンB1の吸収を促進するので、栄養面から見てもおすすめの食べ方です。
・唐揚げ
鶏の唐揚げに万能ソースを添えると揚げ物もさっぱりと食べられます。唐揚げだけでなく、とんかつなどでも◎
・魚のソテー
片栗粉をまぶして焼いたアジや鮭に万能ソースをかけ、南蛮漬け風に。新玉ねぎの万能ソースはまろやかな酸味ですので、酸味が苦手なお子様でも食べやすいですよ。
「新玉ねぎ万能ソース」と「アジの南蛮漬け風」レシピ
■万能新玉ねぎソース
【材料(作りやすい分量)】
・新たまねぎ:1個
(A)醤油:大さじ3
(A)オリーブオイル:大さじ3
(A)酢:大さじ3
(A)砂糖:大さじ1
■アジの南蛮漬け風
【材料(4人分)】
・アジ(3枚おろし):4匹分
・片栗粉:大さじ2
・サラダ油:大さじ2
・万能新玉ねぎソース:適量
・小ねぎ:適宜
【作り方】
1. 新玉ねぎソースを作る。新玉ねぎは繊維を断ち切る方向に薄切りにし、お皿に広げて5分ほど置く。ボウルに(A)を入れてよく混ぜて新玉ねぎを加え、冷蔵庫で1時間以上おく。(これで新玉ねぎソースは完成!)
2. アジは小骨をとって食べやすい大きさに切り、片栗粉をまぶす。小ねぎは小口切りにする。
3. フライパンにサラダ油を入れて中火にしてアジの両面に焼き色がつくまで焼く。
4. お皿にアジを盛り付け、1の新たまねぎソース、小口切りにした小ねぎをのせる。
【ポイント】
新玉ねぎは辛みが少ないですが、お子様も食べやすいように辛みをよりとるため切ったら、広げておいておきます。辛みの成分である硫化アリルは揮発性成分なので、薄切りにした新玉ねぎを空気に触れるように広げておくと辛みが和らぎます。水にさらすと水っぽくなり、栄養素も減ってしまうので避けてください。
今回は旬のアジを使いましたが、魚は鮭、タラなどでも代用できます。
今が旬の新玉ねぎの甘味を活かした万能ソースはいろいろな料理に合わせて楽しむことができるので、作り置き調味料としておすすめです。保存する際は冷蔵庫で。1週間以内に使い切ってくださいね。