こんにちは!管理栄養士の中村りえです。
夏を感じる料理の定番「ラタトゥイユ」。このラタトゥイユは南フランスの家庭料理で、トマトなどの夏野菜をたっぷり使うのが特長です。
作り置きにも便利な夏の定番料理ですが、たくさん作って使いきれなくて余ってしまった…という経験はありませんか?
今回は基本のラタトゥイユの作り方と、おいしく食べ切るアレンジレシピをご紹介します。お子さんも食べやすいラタトゥイユアレンジなので、ぜひチェックしてみてくださいね。
基本のラタトゥイユの作り方
今回は野菜をすべて角切りにしたラタトゥイユのレシピをご紹介します。(本場・フランスでは薄切りにした野菜を耐熱皿に並べ、オーブンで焼く作り方もありますが、今回のレシピはアレンジしやすいように野菜は角切りにします。)
ラタトゥイユに使う基本的な夏野菜はトマト、ズッキーニ、なす、パプリカなどです。さらに玉ねぎを入れると、甘みが出てお子さんも食べやすくなりますよ。
今回は頑張りすぎず、時短ができるようにトマト缶を使います。煮込み時間がぐっと短くなりますよ!
【材料】(4人分)
・玉ねぎ:1個
・ズッキーニ:1本
・なす:2本
・パプリカ(黄):1/2個
・にんにく:1片
・オリーブオイル:大さじ1
・(A)トマト缶(ダイスカット):1缶(400g)
・(A)味噌:大さじ1/2
・(A)塩:小さじ1/4
・(A)ローリエ:1枚
・塩・こしょう:少々
【作り方】
1.にんにくはみじん切り、それ以外の野菜はすべて1.5㎝角に切る。
2.鍋にオリーブオイルとにんにくを入れて中火にし、香りが立ったら玉ねぎと塩を入れて炒める。
3.火が通ったらズッキーニ、なす、パプリカを入れて炒める。
4.全体に油が回ったら(A)を加えて蓋をして弱火で10分ほど煮込む。塩・こうしょうで味を調える。水分が多いときは蓋をとって3分程に詰めて汁気を飛ばす。
このレシピのポイントは味噌。味噌を加えることで味にコクが出ます♪
ラタトゥイユをアレンジする際のポイントは?
ラタトゥイユはトマトがベースなので、アレンジするときはトマトと相性のよいチーズやハーブを使うのがおすすめ。ピザ、グラタン、オムレツ、パスタなど様々な料理にアレンジできます。
ラタトゥイユはそのまま食べておいしいくらいの塩気のため、パスタなどに使う場合は塩気が足りないと感じるかもしれません。その場合は塩、コンソメ、チーズなどの調味料や塩気のある食材を追加すると、味のバランスが取れます。
今回ご紹介するアレンジレシピは餃子の皮を使った「ラタトゥイユのピザ」です!お手軽に作れるよう通常のピザ生地ではなく餃子の皮を使います。フライパンに餃子の皮を並べて大きな生地にするのでボリューム満点です!
「餃子の皮で作るアレンジレシピ♪ラタトゥイユピザ」レシピ
【材料】(ピザ1枚分)
・餃子の皮:12枚
・ラタトゥイユ:約120g
・ピザ用チーズ:30g
・パセリ:適宜
【作り方】
1. フライパンに餃子の皮を放射状にやや重なるように11枚並べ、中心部に1枚のせる。餃子の皮の上にラタトゥイユを乗せ、その上にピザ用チーズを乗せる。.
2. 蓋をして弱火で5分ほど加熱し、チーズが溶けたら蓋をとって餃子の皮がパリッとするまで中火~強火で5分ほど焼く。
3. お好みで刻んだパセリを散らす。
【ポイント】
餃子の皮ピザを作るときのフライパンは20cm程度のものを使用してください。フッ素樹脂加工のフライパンを使用してる場合は油は不要ですが、鉄製などのフライパンのときは餃子の皮がくっつきやすいため、油を薄く塗ってください。
餃子の皮がやや重なるように放射状に並べると皮のもちっとした食感が楽しめます♪
ちなみに、餃子の皮1枚ずつにラタトゥイユをのせてフライパンやトースターで焼くこともできます。お好みでソーセージやハムなどを追加してもおいしいですよ!
夏野菜をたっぷり使ったラタトゥイユは餃子ピザ以外にもパスタ、オムレツなど様々な料理に活用できるのでたっぷり作ってアレンジも楽しんでくださいね!