こんにちは!管理栄養士の中村りえです。
秋から冬に旬を迎えて甘みが増すりんご。
甘みと酸味のバランスがよいりんごは生で食べてもおいしいですが、加熱するとしっとりとやわらかい食感になり、より甘みも増すのでスイーツにもぴったりです。
焼きりんご、マフィン、コンポートなどいろいろなりんごスイーツがありますが、今回ご紹介するのは、春巻きの皮で作るサクサク食感のスティックアップルパイです。
りんごの酸味と相性抜群なクリームチーズも一緒に包むので、濃厚な味わいが楽しめますよ♪
寒い日には、心も身体も温まるあったかりんごスイーツを作ってみませんか?
今更聞けない?りんごの魅力
世界中で楽しまれているりんご。エネルギーは1個(200g)あたり112kcalと低カロリーながら、食物繊維は3.8gと豊富に含まれています。食物繊維は腸内環境を整え、肥満の改善にも役立つといわれていますので、日々意識して摂りたい栄養素です。
また、りんごには抗酸化作用がある「ポリフェノール」が含まれいるのも嬉しいポイント。ただ、ポリフェノールはりんごを変色させる要因でもあるため、変色を防ぎたいときは塩水に漬けておいてくださいね。
さらにりんごはビタミンC、カリウムなども含みます。ビタミンCは肌の健康維持に欠かせない栄養素。カリウムは体内の水分を調整をしてくれるので、むくみが気になるときに積極的に摂りたいですね◎
ちなみに、りんごは皮にも栄養がたっぷり含まれているので、ぜひ皮ごといただきましょう!加熱したり、薄切りにすると皮も食べやすくなります。
今回ご紹介するレシピも、りんごを皮ごと食べられるレシピですよ♪
「チーズクリーム入りスティックアップルパイ」おすすめポイント
今回ご紹介するのは、手軽に作ることができるひとり分サイズのかわいいアップルパイ。パイ生地ではなく、春巻きの皮を使用します。
春巻きの皮は揚げるとサクサクの食感になるんですよ。ちなみに今回は大さじ3程度の少量の油で揚げ焼きするので、揚げ物が苦手な方もトライしてみてくださいね。
また、このレシピではりんごの酸味にぴったりなチーズクリームを一緒に包みます。
りんごを加熱したときに出た水分をクリームチーズに混ぜることで、ほんのりとりんごの味わいのするおいしいチーズクリームができます。
また、りんごの水分を漏れにくくするので皮が破れにくくなるメリットもあるんですよ。
さらに、りんごと相性がよいシナモンを仕上げに振りかけると本格的な味わいになるので、ご自宅にシナモンがある方はお試しください♪
「チーズクリーム入りスティックアップルパイ」レシピ
【材料(4人分/8本)】
・りんご:1個
・春巻きの皮:8枚
・薄力粉:大さじ1
・(A)砂糖:大さじ1
・(A)レモン果汁:小さじ1
・(B)クリームチーズ:100g
・(B)砂糖:大さじ1
・(C)薄力粉:大さじ1
・(C)水:大さじ1
・サラダ油:大さじ3
<トッピング>
・粉糖:小さじ1
・シナモンパウダー:小さじ1
【作り方】
1. りんごは芯を取り除き、1cm角に切る。
2. 耐熱容器にりんご、(A)を入れてふんわりとラップをして600wの電子レンジで3分間加熱する。加熱後、りんごは一旦取り出しておく。
3. ボウルに(B)を入れ、なめらかになるまでよく混ぜ、2の水分を大さじ2杯加えてよく混ぜる。
4. 春巻きの皮の上にりんご、3をのせて長方形に包み、巻き終わりによく混ぜた(C)を塗ってとめる。すべて包んだら残った(C)を刷毛などを使って両面に薄く塗る。
5. フライパンにサラダ油を入れて中火で温めて、4を並べる。途中で裏返しながらきつね色になるまで揚げ焼きする。器に盛り、粉糖とシナモンパウダーをかける。
【ポイント】
春巻きの皮で具を包むときは、具を手前のほうに置くと包みやすいです。クリームチーズが固くて混ぜにくい場合は、耐熱容器に入れ600wの電子レンジで30秒ほど加熱してください。
また、今回のレシピではりんごを切ってすぐに加熱するので、塩水につけておかなくても大丈夫です。
りんごとクリームチーズの相性抜群のサクサクアップルパイ。お手軽にできる冬のスイーツをぜひ作ってみてくださいね。