こんにちは!栄養士の藤本マキです。
「夏も近づく八十八夜〜♪」という茶摘みの歌をご存知ですか?
この八十八夜とは立春から数えて88日目にあたる日で、だいたい5月頭頃になります。
そして、最高級品と言われる新茶を味わえるのはこの八十八夜の時期だけなんです!
そんな貴重な新茶は、おいしい和菓子を合わせてたしなみたいですよね。
今回は、スッキリとした味わいの新茶にピッタリな、モチモチ「華やか串だんご」レシピをご紹介します。
あんこを可愛くしぼり、フルーツをのせたらとっても華やか!SNSにもあげたくなるようなキュートな見た目です♪
この季節に楽しみたい新茶の特徴は?
新茶とは、その年の最初に生育した新芽を摘み採ったお茶のことで、地域によって時期の差はありますが、毎年3月下旬〜5月上旬頃に出回ります。
新茶の特徴は、なんと言ってもさわやかですがすがしい香りと味わい。
その後に摘まれる二番茶、三番茶などと比較すると、渋みや苦味の元であるカフェインやカテキンが少なく、逆に甘みや旨味成分のテアニンが豊富なんです。
このテアニンを摂取すると、リラックス状態の時に多く出現するα波が上昇することも知られています。
新茶に合うスイーツは?
お茶に合わせたいスイーツといえば、やっぱり甘い和菓子!
苦いお茶には、甘いスイーツを合わせるのが定番ですが、苦味や渋みが少ない新茶には「甘すぎない」和菓子がピッタリです。
そこで今回は、フルーツをのせた「華やか串だんご」レシピをご紹介します。
口金で絞り出すことによってあんこ量も多すぎず、フルーツの酸味と合わさり、さっぱりとした程よい甘さに。
新茶とのバランスもピッタリです♪
「華やか串だんご」レシピ
【材料:4本分】
・白玉粉…120g
・上新粉…40g
・上白糖…大さじ1と2/3(粉の10%)
・水…140ml程度
・こしあん…約200g
・お好きなフルーツ(いちご、オレンジ、キウイ)…適量
・アラザン、カラーシュガー…お好み
【作り方】
1. ボウルにこしあんを入れ、ミキサーで撹拌する。最初、ぽろぽろとし、その後クリーミーになるまで撹拌したら、スパチュラでまとめる。星型の口金をセットした絞り袋に入れる。
2. お好きなフルーツを、だんごに乗せやすい形やサイズに切り分ける。(今回は、いちごは4等分のくし切り、オレンジは8mm角程度の角切り、キウイはくし切りにしてから半分に切ったものを使用)
3. ボウルに白玉粉、上新粉、上白糖を合わせる。分量の水のうち半量程度を加えて混ぜ、残りの水は、生地がひとまとめになる程度まで、少量ずつ加えていく。
4. 3を直径3cm程度のだんごになるようにちぎって丸める。鍋にたっぷりの湯を沸かし、だんごを全て入れる。熱湯に入れただんごが、浮き上がってきたら1分ほどそのままゆで、その後冷水をはったボウルにすくいあげる。1分ほど粗熱を取ったら水気を切る。
5. 竹串に4つずつ4をさす。1のあんこをだんごの上に絞り、2のフルーツを飾る。お好みでアラザン、カラーシュガーをトッピングする。
【ポイント】
・おだんごは器にくっつきやすいため、お皿に盛り付ける際に底側にあんこをうすく塗っておくと、くっつき防止になります。
・あんこはミキサーで撹拌しないとかたくて絞りにくいです。ミキサーで撹拌する際、最初飛び散るため、ボウルの表面にラップなどをかけてカバーしてください。
我慢して混ぜ続けるとクリーミーになっていきますが、もしどうしてもやりにくい時は、牛乳を小さじ1程度から加えてやわらかくしてください。
今回、写真の通り3つの絞り方をしていますが、ひとつの口金(星口金6切)でこのように色々な絞り方ができますので、お好みの形に絞ってくださいね。
・白玉粉をベースにしたお団子は当日中は冷蔵保存せず、常温で置いておくと、数時間経ってもやわらかいまま食べることができます。
一旦冷蔵庫に入れてしまった場合は、食べる時に20〜30秒レンジで温めるとやわらかくなります。
見た目でも癒される華やか串だんご。
フルーツもお好みのものにアレンジ自在で、お子さまとの親子クッキングにもピッタリ!
ぜひ新茶と合わせて、癒しの時間をご自宅で楽しんでみてくださいね。